昨日はお隣の高槻市で落語を聴きました。久しぶりの落語会。過去の記録をみてみたら昨年秋に福井県敦賀市で聴いた桂南光一門会以来でした。

 

ゴールデンウイーク中に高槻市にふらっと出かけ、前を通りかかった会場でたまたま一之輔さんのポスターを見つけてその場でチケットを購入しました。三重にいるゆかりんちゃんが一之輔さんの大ファンなので、もしかして彼女も参加するのかなと尋ねてみたらしっかりチケットを予約済みとのこと。それで昨日は待ち合わせて一緒に会場へ行くことにしました。私の席は〇列45番。ゆかりんちゃんの座席もなんとその3列前の45番でした。今まで行った落語会の中でもかなり大人数を収容できるホールでしたが、そんなところで偶然至近の席だったことに驚きました。そして神戸からいらしていたゆかりんちゃんの落語つながりのお知り合いとも現地で会ったりして偶然がいろいろとある日でした。爆  笑

 

 

会場となったトリシマホールは高槻城跡に建っています。ここ、昔は本丸があったのかしら。石垣の上にいまはモダンな建物があることが面白い景色です。まだ完成して一年ほどとのことで、内部も現代的できれい。館内の壁一面にブロック状にカットした木材の断面が埋め込まれていてそのデザインも素敵でした。

 

 

一之輔さんの落語を聴くのは6回目か7回目です。2023年1月、福井県若狭町の会場以来です。すごくキレのある話しぶりで、以前よりも何倍もパワーアップされてたような印象でした。ネーミングライツでつけられた「トリシマホール」の名のことをネタに何度も面白おかしく話されてて、こういうローカルな話題が出ると地元の人はやっぱりうれしいだろうなとか思いました。演目は全て今回初めて聴くものばかりでした。一番面白かったのは「転宅」。豪商の妾宅に忍び込んだ間抜けな泥棒が逆にやりこまれる話です。妾さんはただの妾ではなくて義太夫語りだったというオチに思わず笑ってしまいました。「船徳」の若旦那と客との船の上での掛け合いもめっちゃ面白かったです。

 

いつも思うのですが日本人って生真面目でルールを守る人が多いのにこういう落語に登場する人物はいつも植木等的な無責任でいい加減で、でも憎めない愛すべき人物。みんな現実のお堅くて息苦しい日本の社会の鬱屈をこういうところで発散しているのかな?って思いました。

 

 

会場を出たらもう8時半。外は真っ暗でした。

 

歩いて阪急高槻市駅まで向かいました。高槻市駅周辺は「昼間よりも夜のほうが店の数が増えたん?」って思うくらい賑わいを増していて平日なのにとっても人が多かったです。それに安い。この日はお昼も駅近くで食べたのですが物価高のご時世なのにコロナ禍前のような庶民価格で料理を出しているお店が結構ある印象でした。

 

久しぶりにラーメンを食べました。塩ラーメンに煮卵つけて。

 

あっさりしたスープなのにうま味はぎっしり詰まっている感じでした。麺は少し硬い目に茹でてもらいましたがこれも絶妙な歯ざわり。煮卵のとろっとした感じ、柔らかいチャーシューも美味。

 

 

このラーメン、また食べたいな~。