筍の里に住んでいるので、一度は筍料理のコースを食べてみたい。
ということで、長岡天満宮近くにある日本料理店に行ってきました。
落ち着いた感じの商店街の一角にある三階建ての建物です。
一階がカウンター席、二階が個室、三階がお座敷のようでした。
二階の個室に案内していただきました。
梅サワー(ノンアルコール)。
ごま豆腐と筍の木の芽和え。
ごま豆腐、とろっとろで濃厚でとても美味しいです。
続く椀もの。
こんなに透き通っているのにお出汁がとてもよく効いています。
京都らしい薄味なのに濃い?矛盾した表現だけどそんな感じ。
鯛、マグロ、筍のお刺身。
筍のお刺身、エグミらしきものが全くなくて上品な筍の味がしました。
鯛、マグロも新鮮。
炊き合わせの器が高山寺の鳥獣戯画デザイン。
筍、子芋、湯葉、わかめ、花麩。
筍は新鮮さを感じる歯ごたえを残しつつ、柔らかくて、そして上品な薄味!
これもお出汁がめっちゃ美味しくて、
残ったお出汁まで全部いただいてしまいました。
焼き物は鰆の西京焼きと筍田楽。
西京焼きはふわっと芳醇な日本酒が香るよう。
筍の田楽は甘めのお味噌とぴったりでした。
筍のてんぷら、海老の餅粉揚げ。
餅粉揚げ、後ろ姿もとってもかわいかったのでこちらからも。
筍ご飯に赤だし。
写真ではわかりにくいのですが筍が入ってます。赤だしの底にも細くカットした筍が。何年ぶりかでいただく京都の和食はやはりとても上品で洗練された味でした。
まだデザートがあります。なんとシャーベットも筍です。
筍と生クリームをミキサーで攪拌して作ってあるとのこと。いわれなければ筍ってわからない味ですが、ほのかに筍の繊維のざらざらが感じられました。甘すぎないあっさりした味です。
これだけのお料理を個室でいただいて、税・サービス料込でひとり6050円でした。近くの有名な筍料理店では最低でもこの倍+サービス料、消費税別途です。ネットのレビューが人によって大きく違い、それが気になったので、こちらにしましたが、結果的に「大満足」という感想でした。筍料理も5月上旬までの提供ということでぎりぎり間にあった感じです。大変丁寧に作られているお料理をいただくことができ、ここのお店にしてよかったと思いました。