今年初めてのお花見は京都御苑の桜でした。桜の開花が例年より遅れ、この週末時点で見ごろを迎えている場所は京都市内でも数か所のみ。
地下鉄丸太町駅で下車し、御苑の南側から入りました。ユキヤナギが一斉に咲いていました。あちこちで写真を撮っている人がいてなかなか全景を撮れませんでしたがこんなに咲いている様子をみるのは初めてでした。
広い京都御苑。最初に訪れたのは出水(でみず)の桜。京都市内でも最も早く開花する枝垂れ桜です。まさに満開でした。
次は近衛邸跡のイトザクラ方面に向かって北に歩きます。途中、西園寺邸跡と記した標柱がありました。
西園寺家は公家でもトップのお家。邸宅は帝のお住まいのすぐ近くです。明治維新の頃に西園寺公望は私塾、立命館を創設しました。最初は衣笠の地ではなくてここにあったことを初めて知りました。ということは、この頃、同志社、立命館はすぐ近く同士にあったということなんですね。
跡地には山茶花の木があり、いい感じで花をつけていました。
その後、さらに北に向かいます。
ここの桜も見ごろです。人が多くて写真を数枚撮って通り過ぎました。
とっても存在感のある木に遭遇。
ここは清水谷家という公家のお屋敷跡。この横にみえた門が蛤御門だったのかな。
見事な椋の木です。樹齢300年とのこと。幕末の動乱もこの木はみていたことになりますね。
ずっと砂利道なので靴が真っ白になります。
近衛邸跡がみえてきました。御苑内の一部が枝垂れ桜で薄ピンク色に染まっています。そしてその周囲に人、人、人~。そんなにあるとは気がつかなかったけれど枝垂れ桜が30本植えてあるそうです。
なんかこの松の木の幹、すごかった。
黄砂の影響か曇り空か空の色がいまひとつでしたが、今年初めてのお花見はやはり枝垂れ桜からでした。今年は何か所、桜名所を訪れることができるか。向こう一週間は近隣の京都の桜を楽しみたいと思います。