京都府の南部・大山崎に引越してもうすぐ一か月になります。

大阪や京都市内にも短時間でいけるようになり、生活は格段に便利になりました。日々が便利すぎて、福井・小浜での暮らしが急速に過去のものに小さくなっていっているように感じます。

 

引越して1~2週間目で顕著に感じたのは自分から積極的に動かなくても、電車に乗ったり、買い物に行ったり、普通の行動をしているだけでも入ってくる情報量がこれまでと全く違うことでした。これも慣れたらなんとも思わなくなってくるのでしょうが、自分自身の生活が急に活気を帯びてきて、何年ぶりかで再び拡張モードに入ったようにも感じます。先日芦屋で再会した学生時代の友人たちがやたらといろんなことに敏感で話題が豊富だったのも日々の暮らしの中で晒されている情報量の違いによるのでしょう。

 

先立つ小浜での数年間が停滞の時期だったかというと、一見そんな感じでありながら、私の中ではそうでもなく、よい意味で休養の期間でした。自分の生活を見直すきっかけになりました。そして半分以上の期間がコロナ禍であったことを思うと人が少ない土地で静かに暮らせたのはシェルターみたいなところに守られてラッキーだったのかな、とも思います。先日、阪急電車に乗りましたが、夜9時台でも座れないくらい人が乗ってて、こんなに人の多いところに暮らしてたら私なら絶対どこかでウイルス拾いそう、って思いました。

 

さて京都での暮らし。いまの住居は窓をあけたら視界が広がって気持ちがいいと以前書きましたが、毎朝カーテンをあけた時に遠くまで見渡せる感覚は精神的にもとても良い気がします。日々の買い物の行き先はいろいろなスーパーに行ってみた結果、近くにコープを見つけて、そこをメインにすることにしました。先日は宅配の手配も終えました。パン屋さんについてはまだいいところが見つかりません。小浜で買っていたパン屋さんのように原材料を厳選して商品を作っているところは少なそうです。あってもかなり高そう。美容院はだいたい目星をつけました。

 

都会の暮らしの不便なところは道が狭いこと、混雑多いこと、どこも駐車場が狭いこと!自分の家の駐車場も狭くて、毎回車をいれるのに冷や汗かいています。なのでちょっとそこへ・・っていうときは車を出さず、歩いていってます💦都会の人はよくこんな狭いスペースにあんなに大きな車をいれられるなあ。

 

そしてこちらにきて無くなって一番残念と思っているのが「水」です。小浜にいた頃、週に2回、地元の名水を汲みにいっていました。これを料理やコーヒー、お茶に使っていたのですがコーヒーなどは角のないとってもまろやかな味になり重宝していました。いま住んでいるところは近くにサントリー山崎の蒸溜所やビール工場があり、ここも水のきれいなところのはずなんですが、住民が日常に使う水道水にはいまだ独特の「におい」に慣れず、うっ・・てなってます。小浜では水道水にも都会のような強い消毒のにおいはありませんでした。人口の少ない土地だったので地下水を使えていたとも聞きましたが。こちらではお風呂にお湯をはっても昔、プールに使われていたような水のにおいがして、やはり窓をあけて換気しながら入ってます。これも慣れるまでの辛抱なのか・・。ネガティブ

 

やはりどこでも一長一短。街中に暮らしてみて小浜を懐かしむ場面がいまもいろいろあります。でも引っ越しの多いこれまでの人生、「住めば都」っていうことわざは真実だと思うのであとは慣れるのを待つだけ、という感じの毎日です。

 

 

 

2022年2月の写真です。そうそう・・引っ越して冬の雪の心配がなくなりました。これはとても嬉しい変化です。でもいまだに車の後ろに雪かき用のスコップが積んであります。笑