京都府南部の梅はもう終わりかけ・・という頃、たまたま観ていたテレビの情報番組で紹介されていたのが綾部市梅林公園。まだ5-6分咲きでこれからが見頃とのことでした。そういえば少し前に福井の友達が梅見の写真を送ってくれて、この梅林公園のことを知ったばかりでした。一度観に行ってみようと、国道で綾部市に向けて北上しました。
この梅林、1万5千㎡の敷地に450本の梅の木が植えられています。もともと鑑賞用の梅ではないのでしょうか、駐車場も入園も無料でした。まだ早春の寂しい山の中を車で進む先に白やピンクの花がぽっ!とかたまりになって咲いている様子が遠くからも見えました。
家を出た頃は青空だったのですが、ここまで来たら雲が多くて、残念ながら青空に映える写真は撮れませんでしたが・・園内を歩いて撮った写真を以下に載せます。冷たい空気の中に甘い香りが満ちて幸せな気分でした。
これは古い切り株の横に挿し木?命のリレーという言葉が浮かびました。
園内は白梅が優勢で紅梅はその10分の1もないくらい。
こんな古木も。長浜の盆梅を思い出します。
花見の起源は奈良時代にまで遡ります。当時の花見といえば桜ではなくて「梅見」。王朝貴族の楽しみでした。夜の闇の中でその香りを楽しむということもあったそうです。ここの梅林では夜はライトアップもされているようです。現代人にとってはちょっとくらい灯りがあるほうが安心できますね。