大山崎の小倉神社へ参拝してきました。創建は奈良時代に遡る大変歴史ある神社です。長岡京エリアに広く氏子をもっているとのこと。ここ、現在の住居の氏神神社であるということで引っ越し直後にも挨拶にきたのですが、今回はひとりでゆっくりとご近所の散策も兼ねて。
参道の入り口、鳥居の扁額の文字は平安時代の能書家、小野道風によるものだそうです。小野道風はこの世とあの世を行き来していた小野篁の孫です。ああ、こういう名前が出てくるとなんか京都だなあと思う。
ここ、豊臣秀吉vs明智光秀の天下分け目の合戦が行われた天王山登山の入り口でもあります。秀吉が部下を遣わせて戦勝祈願をました。
この日は曇り空で参道はどことなく暗い感じがしました。山裾にあってもともと「小暗い」場所にあったので「小倉」神社になったともいわれているそうです。ただ、ひっきりなしに参拝者が歩いていてすれ違うので安心感はありました。
境内は本殿のほかに天満宮、稲荷神社、若宮神社、竜王神社、方違えの神社など摂社も多くお祀りされていました。境内は鬱蒼とした木々に囲まれ、ひんやりとした空気感。高くすっと伸びた立派なご神木が多くありました。
滝不動。この界隈は名水の里といわれていてサントリー山崎の工場があります。あとビール工場もあります。水のいいところなんですね。でも自分の家の蛇口をひねって出てくる水は普通の水道水です。浄水器を買わねば。(^-^;
今回、不覚にも拝殿の写真を撮り忘れました。この神社でもうひとつ発見だったのはここ、拝殿の裏側。
小倉神社磐座(いわくら) 地磁波発生の処 と書いてあります。
その横の説明文。この空間に地磁波が流れだしているというようなことが。すごい。文字通りのパワースポットではないか。
創建当時の人たちは現代人よりももっと敏感でこういうのを体感することができて、ここが特別な場所だとわかる人たちが多かったのではないでしょうか。現代文明の毒にどっぷり冒されている私はここに立ってみても違いがわかりませんでした。ただ、ここへくる途中の参道を歩いているときに一瞬、頭痛を感じました。何か波動の違う場所なのかもしれません。
再び入り口まで戻ってこの案内看板を読んでいたら地元の方から声をかけられました。お話させてもらっていたらこの案内看板を作成された方とのこと。この神社の由緒、大山崎の歴史、地形のことなどレクチャーして下さって。 神社についての詳しい資料もいただいて帰りました。笑
そして参拝後に神社周辺を歩いてみて竹藪の多さにびっくり。さすが「たけのこの里」です。
山裾のほうにみえる工場は「サントリー」と書いてあります。こっちはビール工場のほうかな。機会あれば見学に行ってみたいです。