昨日は近くでアパホテル社長の講演会があり、聴講してきました。

メディアで拝見するとおり、いや、それ以上にとってもパワフルで頭の良い方なんだなあと感じました。知らなかったのですが社長の元谷さんは福井市のご出身なんだそうです。卒業された藤島高校は福井県では有数の進学校です。ご家庭の事情で進学を諦め就職した信用金庫でご主人と知り合われたと仰っていました。もし順当に大学に進学していたらいまのご主人と結婚することもなく、ホテル経営することもなく、地方のどこかで教育者になっていただろう、と。塞翁が馬の例えを出されて逆境が実はチャンスであることをご自身の経験をもとに語っておられました。

 

社長ご本人の座右の銘として武田信玄で有名な孫子の兵法の言葉をあげておられました。風林火山の「動かざること山のごとく」のあとに続く、「知り難き事陰のごとく、動くこと雷霆(らいてい)のごとし」。

 

本当の野心は誰にも知らせず自身の胸に秘め、動く時はそれこそ激しい雷の一撃のようにすばやく。この一文に社長さんの生き方考え方があらわれているように思いました。

 

あと印象深かったのは妻が口がきけないほどの札束を口にねじこんでおけば夫婦ケンカにはならないと仰っていたこと。すごい表現でした。笑 たくさん稼いでたくさん納税する。そのおかげで世の中のインフラが整っているということも事実。宵越しのお金をもたないというのも社長さんの若い頃からの習慣だそうです。

 

思っていたよりソフトな語りくちで話されていましたがそれはきっとここの聴講者のレベルにあわせて話して下さったのかなと思います。これからもできるだけいろんな人の意見や考えを聴く機会をもちたいと思いました。今回も無料の講演会。福井県に暮らしている恩恵です。全員におみやげもたくさんいただきました。

 

 

びっくり