11月19日。金剛輪寺の次に向かったのが西明寺です。金剛輪寺が血染めのモミジといわれる一方で、西明寺のモミジは黄色やオレンジの木が主流にあるイメージ。ここもちょっと早すぎたのかやはり今年は不作年なのか紅葉の見映えいまひとつでした。午後3時を過ぎて山の中のお寺は太陽の光が届かない箇所もあり、少し暗く映ってしまったので、不自然になりすぎない程度に写真の明るさやコントラスト調整をしました。

 

 

 

西明寺は平安時代に創建されたこれも大変由緒あるお寺です。三重塔や本堂は国宝であるし、上の写真の先にある二天門は重要文化財です。ほかにも本堂には国、県、町の文化財指定の仏像が多く所蔵されていますが、これまでも紅葉の時にしかきたことがなく、いつも外の景色にばかり心を奪われて文化財までみようとしていませんでした。

 

境内には県文化財に指定されている不断桜が。ヤマザクラより更にひとまわり小さくてより可憐な感じです。冬の入り口の今の時期にみると、この空間だけ小雪が舞っているような風景と重ねてしまいます。

 

 

 

 

 

国指定の名勝庭園「蓬莱庭」。小堀遠州の庭をモデルに作ったお庭なんだそう。

 

 

 

もうひとつ、西明寺で有名なのは苔。濃いふかふかの苔が庭を覆っていて、陽光が差したエリアが輝いていたりするととっても美しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは紅葉シーズン以外に再訪してゆっくり建物やお庭、寺宝などを拝観したいと思います。