春頃にコンビニの雑誌売り場にあるのを見つけて買った一冊です。なかなか重宝しており、リビングにおいて時間のある時にパラパラとみて、夕食を作るときも食材選びの参考にしたりしています。いまの時代はハウス栽培で一年中、同じ食材が手に入りますが、やはり旬の食材はその季節の自然のパワーをもっとも強く取り込んでいて、その時期に人が必要な栄養素を効率的に補給してくれるのではないかと思います。
旬の食材って?私が目印にしているのは、「スーパーに入った時に最初に目につく場所に大量においてあって、他の季節よりも安くなっている食材」。これは大学進学でひとり暮らしを始めた頃、母に教えてもらったことでした。旬のものは安い、かつ美味しいということです。 といっても私の学生一人暮らし時代はファーストフードとかインスタントとかしょっちゅう食べてて全然健康に気を配るとか無縁の毎日でした。
いまの時期は24節気でいう「処暑」。今年の夏は例年以上の猛暑日が続き、体感的にはいまだに夏ですけど、暦の上では立秋を過ぎて暑さが和らぐ時期です。気温の変化や夏の疲れで体調を崩しやすい時期です。夏から秋にかけて熱を冷まして乾燥を防ぐ食事が大事なんだそう。
数日後には「白露」の時期。草木の葉先に白露が現れる頃。この頃から注意すべきは乾燥と冷え。肺は乾燥に弱く、肺が弱るとバリア機能も落ちます。加湿と食べ物からのうるおい補給が必要。
西洋医学は症状が出てからそれに対応する投薬でその症状を抑えようとしますが、こういう薬膳的な食事って実際の季節による身体の変化を先取りして予防していくような感じです。
秋に体調を崩しやすい人は白い食べ物がいいそうです。レンコンも喉の乾燥に効くみたいですね。
薬膳についてはまだ知らないことのほうが多いですが、こういう基本的なことに気をつけながら食事をとると良いと思います。いまも週に1~2度は友人や家族と外食したり、ケーキを食べたりもしてるのですがそれ以外の7~8割くらいで守れたら上々かなと。そういえば食事に無頓着だったころはしょっちゅう風邪をひいていましたが、食べ物や睡眠に気を遣うようになってからほぼ風邪をひかなくなりました。