福島旅行最後の日は会津若松から福井県まで移動です。途中で通過する新潟県の彌彦神社に参拝することにしました。昨年新潟にひとり旅した時に行きたかったのですが、新潟駅から彌彦神社最寄りの駅までの電車が日に数本しかなくてここに行くならクルマでないと、とその時は諦めました。

 

創建から2400年以上の歴史ある神社で越後国一宮。日本最古の万葉集にも詠われているとのこと。

 

到着後、駐車場から参道に向かいます。ここ、車のお祓いしているところですね。雨あがりということもあったのでしょうけれど、なんかこの辺から既にご神気が満ち満ちている感じ。鈍感な私でさえわかるほど。

 

 

 

 

 

社殿は清々しい新緑を背景に。とても荘厳な雰囲気がありました。出雲大社と同じく「二礼四拍一礼」で参拝します。二礼二拍手に慣れていると、ちょっと躊躇ってしまいました。大注連縄はないけれど社殿も出雲大社に似ているような。そういえば会津若松市内で入った飲食店でみかけた神棚には大注連縄がかけてあったことを思い出し、この辺は出雲系の神様なのかなって思っていたところでした。でも彌彦神社のご祭神は天照大神の曽孫なんだそう。荘厳さを感じたのと同時になぜかちょっと怖いなと思ったことも事実。参拝客が少ないこともその雰囲気を後押ししているかのようでした。

 

 

 

ここ、事前に調べてあったので探していってみました。

 

 

持った時の重さの感じ方で願いが叶うかどうかを占います。どうだったか?はご想像にお任せします。(^-^; ちょっとひっそりとした場所にあるので探していかないとわからないかもな感じです。

 

 

 

米俵の像があるのも米どころの新潟県だからなのか。

 

 

 

 

柵に囲われていましたが鹿がいました。神様のお使いです。

 

そしてもうひとつの神様のお使い、鶏もいました。鶏は「庭鳥」って書いたのですね。鶏がいる場所だから「鳥居」っていうというのも聞いたことがあります。神社と縁の深い動物なのてすね。昨年参拝した奈良の石上神宮では放たれた色とりどりの鶏があちこちにいて賑やかでしたがこちらは鶏舎の中でちょっと窮屈そう。

 

 

 

 

 

立派な土俵!伊勢神宮にもこんなのはなかったかも。相撲自体ももともとはご神事です。

 

 

彌彦神社でもうひとつ驚いたのはネットにも書いてあるけれど「美しすぎるトイレ」。たまたま見つけて入ったのですが・・木々の奥に建っています。お手洗いの案内があったけれど本当にそうなん?って思うような立派な建物です。

 

 

入ってみてすぐの待合室?いやあすごい。まだ完成して間がないのか中に入ったら木の香りが。それに暖かい!この日は小雨でかなり肌寒かったのです。暖房が入ってる!それも誰もいない待合室に。

 

 

トイレの中。

 

ここは休憩所として使われているのでしょう、自販機もおいてありました。外の濃い緑の美しいこと。歩きつかれてちょっと座るのにも良い場所。

 

 

この後、ロープウエイに乗って奥の院に行くことも考えたのですがお天気がいまひとつだったのでやめておきました。次の立ち寄り地、長岡に向かいます。ちょっと急ぎ足の参拝になりましたが、さすがこの地域の一之宮に相応しい厳かでパワーを感じる神社でありました。

 

 

 

神社の前の風景。