4月1日。琵琶湖北端にある海津大崎の桜を見に行きました。しかし、この日は土曜日。海津大崎は「さくら名所100選」にも入っている有名な場所で、桜の頃ばかりは大変な混雑です。きっとマキノ駅の駐車場も満車でしょう。車でそのまま向かって運よく海津大崎の道沿いのスペースが空いてたら、そこに停めて写真を撮ろう。

 

昨年訪れた桜並木の入り口にある公園は人でいっぱいでした。昨年はクルマを停められるようになっていた場所も今年は一斉にロープが張ってあり、駐車禁止です。更に進むと、ところどころに有料駐車場がありましたが、そこも全くあいてません。しぶしぶ、ゆっくり車を走らせ先へ先へ。混雑地帯を抜けると雰囲気ががらりと変わっていつもの湖北地帯の長閑な風景が見えてきました。

 

 

海津大崎界隈、琵琶湖北端では道沿い一帯に桜の木が植えられています。湖水のほうに向けて伸びる桜の枝と琵琶湖の組み合わせは初めてみた時、言葉にならない感動を覚えました。琵琶湖の北部って大津市のある南部と全然雰囲気が違って、昔の自然がそのまま残っている感じなんです。この静けさがとても魅力的です。

 

 

 

 

 

海津大崎を過ぎて桜並木の端っこまできました。その先はつづら尾崎を通るドライブウエイがあります。ちらっと見えた看板に「桜4000本」って書いてありました。4千本も桜があったの?それって一見の価値ありでは。この数日前、大阪のブロ友さんがこちら方面にお出かけになっていた投稿のことも思い出し、そういえばこの辺、桜の時期に来たことなかったし、行ってみようと。

 

 

20km近くの道のりに4千本なので飛び飛びではありますが、桜の木が次々と現れる感じです。

 

 

静かな奥びわ湖の風景。人と行き合っても数人くらい。海津大崎にいた人たちはここまでは来ないのかな。

 

 

ところどころで写真を撮りながら頂上の展望台に向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この辺、頂上付近。眼下に琵琶湖を縁どるように咲く桜並木が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

時刻は夕刻。この陽が陰ってくる時間帯の風景は花に妖艶な雰囲気が加わってとても美しい眺めでした。すっかりこの雰囲気にのまれてしまい、陽が沈むまでずっと花の様子や空の色をみていました。先日、ブロ友さんの投稿から、自然に暗くなっていく光の中でこそ感じる花の美しさに気づかせてもらう機会がありました。

 

それだけに特にこんな場所では人工的なライトアップなんかしたら不似合いかもって思いました。薄暮の優しい光の中に感じる花の淡い色こそが古来から日本人が好きなものだったのでしょうね。

 

日没。帰りはマキノ駅近くまで戻ってお好み焼き屋さんへ寄りました。

 

久しぶりにお好み焼きをいただきました。ソースの味が濃くてあとで随分喉が渇きましたが美味しかった~ (*´▽`*)