JR敦賀駅に隣接する建物内に最近オープンした本屋さん。とても面白いよ、と友達から教えてもらい、一度覗いてみることにしました。敦賀は近く新幹線が延伸するので、駅周辺は開発が進められていて以前に比べて随分垢ぬけました。

 

 

敦賀市知育・啓発施設「ちえなみき」 (chienamiki.jp)

 

 

 

 

「本屋でも図書館でもない空間」をコンセプトにした施設とのこと。中には先に出かけた日本茶カフェも入ってます。あと、あちこちに椅子とテーブルがあって、立ち読みならぬ座り読みができるようになってました。私がここ、何よりいいなって思ったのは本のセレクションでした。丸善が入っているそうですが、さすがだとおもいました。この頃の大方の書店売り場をみると、内容の薄い自己啓発本やビジネス書が幅をきかせてて、金儲けの類やすぐに役立ちます的な本が多いです。その一方でじっくり考える機会を与えてくれる本は少ない気がします。「いま」を扱った新書コーナーも急いで編集・出版されているのか、雑な印象を受ける内容の本が多く誤字脱字もよくあります。あるテーマを深く掘り下げた本ってやっぱり地方書店ではなかなかないです。芸術や文化関連になるとなおさら。なんとはなしに最近、そんな不満があったけれど、ここの品ぞろえは知的な飢えを満たしてくれる感じがしました。本の背表紙を見てるだけで嬉しくなります。東京や京都で最近のTSUTAYAにいったけど、これもまた書店よりはギャラリーぽすぎて苦手でした。やっぱり丸善いいな。

 

 

図書館みたい。場所柄、新幹線待ちをここで過ごせそう。夢中になって乗り遅れしないか気になる。