過去のアルバムをみたら2021年12月28日付の写真にこんなのがありました。今冬はとりわけ寒いと思ってましたが、いや、去年も十分に寒くてこんなに雪が降ってたのですね。
外食ネタも尽きてしまったので、ふと思ったことでも書きます。一年前のニュースですが。
中国で殺人事件を起こして、逃亡して、その後整形もして別人になりきっていたのに、20年経ってから捕まったという。そのきっかけが防犯カメラだったと。
~本文から~
ショッピングモールには防犯カメラが設置をされ、現在、多くの防犯カメラがネットワーク化をされ、画像解析や顔認識が行われ、逃亡犯のデータベースと照合され、逃亡犯を発見したときは公安にアラートが送られるシステム「天眼」(ティエンイエン)が稼働をしている。~中略~ 天眼の顔認識は、化粧や整形により左右されないように、顔の骨格や瞳孔間の長さなど、化粧、整形、加齢などでも変わらない特徴で同一人物であるかどうかを判断するように学習されている。過去のアラート正答率は97.33%になっている。
人間の目では別人にしか見えないのに整形していても個人を特定してしまう画像解析のすごさ。この犯人、犯行場所から遠い距離に逃げて整形もして、人口14億人の中から「その一人」を探し出すのなんて無理って思いそう。でも今の中国では捕まる。こんな凶悪事件ではなくても、交通違反なども中国では激減しているらしく、赤信号になったらみんなきっちり車を止めるそうです。
知り合いの経験談なのですが・・中国に駐在していた時、外出中に財布をなくしたそうです。それで警察に届けにいった。現地に住んでいると外国人でもIDを持たされるのでその情報を警察に提出したところ、その人の持つスマホの行動履歴と結びつけられているのか、あっという間にパソコン上にその人の移動履歴が表示され、「〇時に〇〇線に乗って〇〇に行きましたね。」って言われたりしたらしい。現地では数メートルおきに防犯カメラが設置されているので、その時間の近隣の防犯カメラデータをひっぱってくると、その人の行動が全部明るみになる。詳細に調べていけばどこで財布を落としたかというのもわかるのか?財布を見つけた誰かがそれを自分のポケットに入れてしまえばそれもわかってしまうのか・・?数日後にはちゃんと財布が本人のもとに戻ってきたそうです。オーウエルの空想小説「1984」の世界が既に中国では現実になってるみたいで、この話を聞いてとても怖いと感じました。日本でもスマホに自分の行動履歴が表示されて、あ、こんな店に寄ってたなとか思い返すことがありますが、これが第三者に共有されて監視されていると思うとまた違う感覚があります。
働いていた頃、「防犯カメラで監視される生活をどう思う?」って、同僚と話してたことがあります。犯罪を防ぐという効果は確かにありそう。でも、そこまで意識しない人もいるだろうけれど、常にどこかで見られているという生活ってどうなんだろう。暫く前に知りましたが、あるドラッグストアの天井には驚愕するくらいの数の防犯カメラが設置されてます。これを知ったのは地元の友達のこれまた友達がそこで働いていたのだけど、この監視体制で心を病んで仕事を辞めたと聞いたから。しょっちゅう買い物に行くお店だったけど、それまで全く気がつきませんでした。白い天井に白いカメラなので目立たないけれど、ものすごい見られている感あってびっくりしました。日本も気が付かないだけで着実に監視社会に向かってるのかなって思いました。行動だけでなく預金の中身とかお金の流れとか、そんなのまで監視される社会になるのでしょうか。ぼーっとしている間にそうなりそうですよね。