高野山七口のひとつに建つ女人堂に行きました。高野山は昔は女人禁制で女性はここから先に入ることを許されていませんでした。女人禁制は明治5年まで続いていたそうです。

 

 

高野山の北西部、歩いていくのはかなり厳しいと思い、車で移動しました。駐車場は建物の横に2~3台停められるスペースがあった程度です。拝観料はかかりません。

 

 

 

女性たちは少しでも高野山に近づきたいとここまで厳しい参道を歩いてきて、この地から祈りを捧げたのでしょう。高野山は修業の場所であったことから女人禁制としていましたが、こういう場所、日本の他の場所にも多くあり、現代でも大相撲の土俵とか女性は入れないんですよね。誰もが女性から生まれてくるのに、その女性を穢れた存在と考えるのはおかしな思考だと思うのですが。

 

この次は近くにあった徳川家霊台に向かいました。ここも駐車場がないのです。女人堂の受付の方に駐車場のことを尋ねたら、「境内の中に停めたらいいよ!」って言ってくれたので、とりあえず向かいました。

 

 

徳川家霊台着。本当に境内に車を入れていいのかな・・と狭い砂利道をそろそろ車を進めました。受付まできて窓口で尋ねてみたら、「そこに停めていいですよ。」っていってもらいました。💦 よかった!これで観光ができます。この地も世界遺産登録建造物なのでやぱり見ておきたいものね。高野山の駐車場問題、要検討だと思います。金沢も有名観光地の割には駐車場が少ないと思ってましたが、ここ、金沢以上に停める場所がありません。

 

敷地内の数か所で目についたのが切株の上に積み上げられた小石。何か意味があるのでしょうか。

 

 

 

立派な石垣の上に建つ建物。これを霊屋と呼ぶみたいです。位牌堂という意味です。ということは普通のお宅なら仏壇ということ? このキラキラ感もそれならわかります。家康と二代将軍・秀忠の御霊を祀るために三代将軍・家光が創建したものだそうです。

 

 

 

 

小さい東照宮みたいな感じです。細部にいたる彫刻や飾金具が美しい。内部は非公開なので外観だけ。金の装飾が施されているので晴れていたらもっと見栄えがして素晴らしかったでしょう。この日はずっと青空が見えてお天気だと思ってましたが、気が付いたら曇り空。

 

 

 

そして、ぽつぽつ・・と雨が降ってきました。徳川家霊台の観光を最後に高野山をあとにしたのですがホテルについてから天気図をみると高野山は大雨。ギリギリのタイミングで良いお天気の中、観光できてラッキーでした。

 

訪れた場所は以上になりますが、高野山編はあともう少しだけ続きます。