京都府福知山市にある元伊勢内宮・皇大神社にお詣りしました。ここからは境内です。正面の鳥居は「黒木の鳥居」と呼ばれる皮つきの杉で造られた全国的にも珍しい鳥居。私が現物を見た時はそれほど黒く感じず、気がつきませんでした。💦 

 

 

 

拝殿。

 

 

 

私は三重県で生まれ育ち、初詣といえば伊勢神宮に行くのがならわしでした。見慣れた神明造りが懐かしく感じました。脇宮の茅葺の神明造りは古来の素朴な建築様式で、やはり珍しいものだとか。伊勢は20年ごとに遷宮がありますが、ここでは建て替えは60年に一度。出雲大社と同じインターバルですね。

 

拝殿の横にあるご神木はなんと樹齢2000年だとか。

 

 

 

 

龍灯の杉という名です。説明によると節分の夜、丑三つ時になると龍王が龍宮より天照大神にご神灯を捧げるという伝説あるそうです。台風被害で枯死寸前だったのを樹勢回復施術を行い、ここから長寿の遺伝子をもつ小枝を採取して、先の接ぎ木・挿し木で若木を誕生させたそうです。

これ。↓

 

 

この若木はこれからまた2000年の年月を生きるのでしょうか。2000年後の日本はどのような姿になっているのでしょう。

 

 

天照大神の拝殿を囲むように小宮が建ち並びます。

 

 

 

やはり境内にある数々のご神木が素晴らしいです。表面に生えた苔が独特の雰囲気を放っている感じがしました。伊勢神宮の杉の木には周囲に竹の皮が巻いてありますが、これは鹿が皮を食べるのを防ぐためです。元伊勢のほうには野生の鹿はいないみたいです。熊はいそうですけど。くま

 

 

苔庭があります。

 

 

昭和天皇在位60年を記念して造られたお庭。これこそ室町時代くらいからあったの?って思いましたが意外と新しい。💦

 

 

さざれ石。

 

さざれ石は石灰岩質の成長する奇岩。大小の石を凝集して巨岩を作っていく性質があります。岐阜県の揖斐で採れるそうです。

 

この周囲のマイナスイオンに満ちた空気感が素晴らしいです。

 

 

ご神木のひとつに触れてみました。寒い日でも木には優しい温もりがあります。

 

 

 

 

ここから更に500m歩くと天岩戸神社があります。今回はこれ以上歩くのが面倒で行きませんでした。今になって思うと、ここまで来てあと500mをなんで行かなかったのか?とても後悔してます。(笑)この近くには外宮もあり、それで元伊勢三社といわれてます。近々仕切り直しをしたいと思います。

 

さて、最後におみくじを引きました。

 

末吉で「いまは何事も自分から進んですべきではない。」とのお告げでした。諸事控えめに。一緒に入っていた石は「アラゴナイト」というリラックス効果のある石。

 

 

まだ雪の残る境内をあとに帰ります。

 

 

石段から見下ろす集落の様子。かつては参詣客を目当てにしたお土産屋さんや宿泊施設が軒を連ねていた時代があったそうです。駐車場まで戻り、次の目的地に向かいました。続きます~。