8~9本目。
原題:Charlie and Chocolate Factory
監督:ティム・バートン
キャスト:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボム・カーター、フレディ・ハイモア
家が傾くほど貧しい家に、チャーリー・バケット少年(フレディ・ハイモア)は失業中の父(ノア・テイラー)と母(ヘレナ・ボナム=カーター)、そして寝たきりの老人4人の7人で暮らしていた。そのチャーリー少年の家の近くには世界で一番大きなチョコレート工場があった。~Yahoo映画~
2005年アメリカ・イギリス。有名な作品なので一度は観ておこうと。タイトルからはほっと寛げるようなほんわか映画かと思っていたのですが、SFとホラーとコメディとインド映画が混じったような内容でぎょっとしっぱなし。でもホラーぽい場面でも思わず笑えてしまう。ティム・バートンの世界観ってこういうのなのですね。💦 見ていて「私もチョコレートを食べたい」とかは思わない。でも最後は素敵なハッピーエンド。
原題:Call Me by Your Name
監督:ルカ・グァダニーノ
キャスト:ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー
1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく・・・。~映画.com~
2018年イタリア・フランス映画。10代の男の子の初恋と情熱と失恋と・・成長の軌跡を描いた作品。この子のご両親が素晴らしすぎる。自然豊かな南仏の景色と物語の最後に父親が失恋した息子に語るセリフが印象深かったです。恋愛の喜びも、失恋も、辛いこともそれを正面から受け止めること。そうした経験が長い目でみればその人の感情経験の幅を広げ、人生そのものを豊かにしてくれるものなのかと。息子の人生を全面的に肯定して味方できる親の存在。息子はどれほど勇気づけられたことでしょう。坂本龍一さんの音楽が使われているそうですが、あのピアノ曲かな。万人受けする内容ではないけれど心に沁みる物語でした。
お父さんが息子に語ったことをいくつか:
「思ってもいない時に自然は狡猾な方法で人の弱さを見つける。」
「人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り、30歳までにすり減ってしまう。新たな相手に与えるものが失われる。だが何も感じないこと感情を無視することはあまりに惜しい。」
「今はまだひたすら悲しく苦しいだろう。痛みを葬るな。感じた喜びも忘れずに。」