再びクルマ購入時の話。商談は2回しました。初回は担当の方からそれぞれのグレードやオプションの説明があり、2回目で自分の選択と予算のすり合わせです。オプションの中に「ナンバープレートを自分の好きな数字で決められる」というのがありました。そういえば昔の同僚に自分の名前の読み方を寄せた数字をわざわざ選んでいた人がいました。その人はものすごくクルマに凝ってお金をかけているタイプだったので、このオプションを選ぶのはそういう人くらいなのかなと思ってました。
以降数日、歩いている時にすれ違う車のナンバープレートをみていると、いわゆる「縁起が良い」といわれる番号を付けた車を頻繁にみかけました。うちの集合住宅駐車場でもそういう車があるある。あと、近所を歩いていて気付いたのが何の意味かわからないけど、その家が所有する車の番号が全部同じというのもありました。意外と縁起を気にする人は多いのかもしれないなあ・・と、感じました。ネットで「縁起の良い番号」というのを調べてみると、一覧が出てきます。人気の番号というのは抽選制なのだそうです。ちなみに現在の車のナンバープレートを調べてみたら「凶番号」でした。(涙)そういえば過去に信号待ちで居眠り運転に追突されたことあるんですよね・・。別の時には、免許を取ったばかりらしき若い子の運転車にこつん・・とされたことも。
ということで今回はナンバープレートを申し込むことにしました。ネットで調べて、まあまあ、これなら良いかなと思う数字を選びました。しかし、あえて・・なんですが最強といわれる数字は避けました。変なこだわりですが、「完璧」とか「最強」なものは選ばないようにしてます。完璧さの追求にはどこか危うさが潜んでいるように感じるのです。
エジプトのピラミッドは内部のどこか最後のブロックだけわざと嵌めずあえて不完全なままにしてあるそうです。最後の1ブロックをはめ込むとそのピラミッドは崩壊してしまう、という言い伝えがあるとかで。満つれば欠く、という感覚も東洋にはありますね。日光東照宮の柱も、姫路城の瓦も、あえて未完成状態。信じない人にとってはどうでも良いことですが、私はだいたいなんでも80点くらい、もうちょっと伸びしろがあるかな?という程度が妥当と思っています。