「古い街」歩き。ブロ友さんに教えていただいたのですが、この街は戦時中に空襲被害にあっていない。また大きな地震も免れていることから昔の街並みが残されているのだそうです。明治に大火があったので、その後、つまり明治、大正、昭和期の建物が建ち並んでいます。印象としては、金沢や京都のような華はないけれど、しっとりと落ち着いた雰囲気があります。文化とはその土地に暮らす人々の「生活様式」であり、「精神性」の顕われでもあります。日本が幕末期に西洋諸国から軽んじられることがなかったのは、この国には長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた立派な文化があったから。地域の文化を守ることは今後更に大事なことかと思います。
今回の街歩きでは八幡神社前をスタートしてひとつめの角を左折。しばらく歩いて右折。
白鳥会館。明治22年。
大火後に建てられた元薬店蔵。国の登録文化財。まるみのある煉瓦が珍しいみたいです。
色落ちしているけど、ここは白鳥地区。
ここもお店なんですね。酒屋さん。
普通のお宅も千本格子をつけてある。
軒下に。これ雅楽でかぶるお面に似ているけど関係あるのかな。
そして小浜では家と家の間によく見かける小さなお地蔵さま。新しい花が絶えず、掃除も行き届いています。地域の人がちゃんと手入れされているからですね。
このガラス、一番外側にあるのに、よく今まで割れずに残ってきたものかと!その奥の障子が・・・!うちも実家で猫を飼ってたので仔猫期には似たような状況になったことがありますが。
軒下の庇を支えているこれ、デザインがアールヌーボー的で面白い。
また角を曲がって八幡神社前の通りに出ました。どっしりとした西洋風の建物。ここは現役の歯医者さんです。
以前ローカルのテレビ番組で取材を受けてみえましたが、内部もすごくクラシック。待合も診察室も素敵でした。中を見せてもらうには患者になるしかないのか。大正14年の建築だそうです。
大きな鳥居まで戻ってきました。
毎週ここでパンを買ってます。高いけれど安心&美味しい。
ほんの30分程度の散策でした。後日また違うエリアを歩きましたので続きます。