滋賀県高島市の海津大崎へドライブに行ってきました。桜の時期に初めてここを走って、琵琶湖の突端あたりにお寺があることを知りました。桜シーズンが過ぎた今は行き交う車も少なく、とても静かです。
お寺の前に車を停めて石段を登りました。山の中腹、崖に沿った僅かな空間にひっそりとお堂が建つといった風情の場所でした。参道は岩がむき出し、落ち葉で埋めつくされた感じ。誰ともすれ違うこともなく、大丈夫かなあ~とこわごわな気持ちで歩きました。
登った先には立派な朱塗りの本堂がありました。柵の向こうは崖です。
琵琶湖の眺め。新緑が輝いていました。
お詣りしてからこれ書いて奉納してきました。
本堂から少し離れたところに小さなお堂。
頭上に木が茂っているので陽光が届かず、この辺はちょっと薄暗い感じでした。阿弥陀堂と書いてあります。
お堂の天井は安土城の遺構を移したものだそうです。
本能寺の変の数日後、安土城は放火により炎上してしまったので、何も残ってないと思ってたのですが、残っていたものがあったと知り感慨深い思いでした。またドラマや歴史小説などでは濃姫も本能寺で一緒にいたと描写されていたと思いますが、安土城にいたのですね。いや、夫人といっても正室ではなく側室の女性たちだったのかな?
説明文、最後の二行がちょっと怖いです。梅雨の時期には血痕が滲みだしてくるという。天井部分を覗いてみました。この日は晴天であったのと、頭上の木の影でやや薄暗かったこともあってあって、血痕らしきものは確認できませんでした。
頭上はこんな様子。紅葉はきれいかもしれない。
ここから更に道が続いていたので、歩いていってみました。
道を抜けた先に竹島がみえる場所が。しかし、周囲は一帯に雑木が生い茂っていて、それほど見晴らしがよいわけでもありませんでした。
ということで、再び境内まで戻り、帰路へ。
この写真は車を停めた道路脇から。数人の釣り客がいる程度。湖面は海とは違って水が動いてません。静かで深い感じがします。
せっかくここまで来たので、もう少し走ってみることにしました。あと数キロ東方向に走ると長浜市西浅井町です。この辺は丸子船の歴史があった場所。何か見るところでもあるかなと調べてみたらその資料館があることがわかったので、そこを目指しました。続きます。