小浜西組地区を一回り歩いて最後にきたのがこちらのお寺です。創建は1339年。足利尊氏が全国に建立した安国寺のひとつ。高成寺の名前はこのお寺を再興させた若狭守護の大高重成からきているのだそう。総門の大きさ、境内の広さ、その他の立派な建造物など・・・一見して思ったのは、これだけのお寺を擁することができた当時の小浜の街の繁栄は相当のものだったのだろうなあ・・ということです。
中川淳庵の顕彰碑がありました。逆光で撮影してしまったので真っ黒になってしまいましたが・・・💦
本堂。
こちらのご本尊、千手観音は国指定の重文です。普段は拝観できないようです。小浜のお寺の仏さまはとても保存状態がよくて当時の色彩がいまだにとどまっているものが多いんです。こちらもまた公開される時に戻ってこれたら・・と思います。
お寺を出てから隣接する小浜公園に。小浜市内でも有名な桜の名所です。一度、お花見しようかと思ってきてみたのだけど、本当に花見客でいっぱいで車を停める余地もなく、そのまま通り過ぎてしまったことがありました・・・。昨日、桜の開花予想日が発表されましたが、今年は随分早いようですね。
小浜公園から道路をわたると海です。海沿いの公園は足元にブルー系のタイルが敷き詰められていて海の青色と同化しているかのよう。写真に撮ったら光の量が多すぎたのか全体が白っぽく映ってしまいましたが、実際の景色も水彩画のような淡い色の風景が広がり、気持ちのいい眺めでした。時々、時間とタイミングがあうとこの近くに夕焼けを見にきます。今度はここの公園にきてみよう。
これ、日時計のようです。
藪椿がたくさん花を咲かせていました。日本海側では貴重な冬の青空。今年はこの地でも春が早そうです。