91~92本目。

 

原題:TAXI DRIVER

監督:マーティン・スコセッシ

キャスト:ロバート・デニーロ、ジョディ・フォスター、ハーヴェイ・カイテル

 

ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作。ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる……。~AllCinema~

 

1976年アメリカ映画。10代の頃に観て以来、すごく久しぶりの鑑賞。初めて観た時、よくわからない映画でしたが年齢重ねたからか?今回は良かった!という感想。デニーロ演じるタクシードライバーがベトナム戦争の後遺症ですごく変なのですけれど、おそらく根っこはすごく真面目で正義感の強い人なのだろうなと思わせるところがあって・・・。でもその正義感がめちゃくちゃ狭いところの正義感であるため、危うすぎるんです。その複雑なキャラクターを演じるデニーロの表情から目が離せませんでした。それからジョディ・フォスターが売春婦役で出ているのも衝撃的でした。13歳なのにものすごい存在感。スコセッシ監督の真骨頂的な暴力、流血のクライムシーン続出なのですが、最後はハッピーエンドでした。前回鑑賞時は銃撃場面が怖すぎて最後がどうなったかとか記憶から飛んでいました💦。余韻をひくラストでした。

 

 

原題:King of Comedy

監督:マーティン・スコセッシ

キャスト:ロバート・デニーロ、ジェリー・ルイス、ダイアン・アボット

 

スターを夢見るコメディアンの卵デ・ニーロが人気コメディアンのルイスを誘拐、彼の命をタテにして一晩だけのTV出演を強要する。「タクシードライバー」のスコセッシ=デ・ニーロコンビで、願望実現のために常軌を逸する男と現代社会に息づくささやかな狂気をリアルに描いた作品。~AllCinema~

 

1983年アメリカ映画。「タクシードライバー」と同じく、スコセッシ&デニーロのコンビで。タイトルに「コメディ」と入っていますが、全然コメディではなく、めちゃサイコな映画でした。滝汗 デニーロの演じる主役の男性、陽気なのですけれど、ものすごく執拗で、思い込みが激しくて、恐ろしい事件の多い昨今ではリアルにこんな犯罪者いそう・・・と思ってしまう。その狂気を演じていたのがデニーロなのでなおさらだったのかもしれません。さすがでした。今回、2作続けて観ましたが、どちらも30年以上前の映画なのに緊張感が半端なかったです。