ミシュラン3つ星の京都の老舗料亭、
菊乃井本店でお昼ご飯をいただいてきました。
高台寺のすぐ近く、賑わう東山区の喧噪が嘘のよう。
石畳には水が撒かれ、情緒を感じるしつらえが。
玄関で待っていてくれた仲居さんの案内で
二階のお部屋へあがりました。
メニュー。
お箸の上に置いてある傘の器に
日本酒を注いでもらいました。
京都市では「最初の一献は地酒を」、という
条例があるのだそうです。(乾杯条例)
とても飲みやすい清酒でした。
和食は季節感をそのお料理のもりつけに表現されます。
これは蛍の季節をイメージしてのものだそうです。
外すとこんな感じ。
青梅ワイン煮のゼリーよせ
蓋をはずすと
向こう付けは二回に分けて。
一皿めは船形皿に盛った明石鯛、しまあじ。
この日の朝にとれた魚です、と説明がありました。
2皿目は夏の京都といえばこれ、の鱧。
湯引きした鱧を梅肉ソースでいただきます。
すべてのお料理が私の貧弱な語彙では
表現できないくらいの素晴らしさでした。![]()
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予約の時に「鮎が食べたい」と
電話に出た方に話していました。
それがちゃんと伝わっていて![]()
当日はお料理が始まる前に仲居さんが
籠の中でぴちぴち跳ねている鮎をテーブルまで
運んできてくれ、見せてもらいました。
琵琶湖の北のほうで採れたという鮎。
多分、朽木のあたりかな?
大きさも理想的。
シンプルな塩焼で供されます。
鮎ならではの香味、独特の苦みがたまらないです。
ふんわりと驚くほどの柔らかさです。
頭も背骨も丸かじりできるくらいしっかり火が通っています。
大げさな表現になってしまいますが
もう・・これまでに食べた中で最高の鮎でした。![]()
すっぽんの冷製、次にどじょう柳川鍋。
次ではデザートです。![]()
水滴がついた竹の器は観た目だけでも
十分ひんやりします。
みつ豆にはマンゴーやメロンまで!
とても豪華~。(*^-^*) 優しい甘さ。
もうお腹いっぱい・・と思っていたけれど
ぺろりと食べてしまいました。(笑)
最後にお抹茶と和菓子が。
三角形のういろうの上に小豆の甘煮をちらした和菓子。
これ、6月の夏越しの祓に京都で食されるものだったと思います。
最初から最後まで本当に素晴らしいお料理でした。
玄関での出迎えから、お部屋への案内、
お料理の説明、、、温かみを感じるおもてなしに
いつの間にか当初の緊張もほぐれました。![]()
このお部屋は最初から窓が大きく開けられていました。
最初のうちは気づかず、
空調を効かせてあるのかなと思っていたら
お天気が良いので自然の風をいれているとのこと。
6月の晴れた日の気持ちいい風に触れながら
とても素敵な時間を過ごすことができ、
思い出に残る日になりました。
ごちそうさまでした!






















