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5月4日の新緑巡り、4か所めは嵯峨野の竹の寺でした。
ここはお寺の存在を知ったのも初めて。
名前の通り、竹に囲まれた静謐な空気をたたえるお寺という印象。

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門の向こうにしゅっ、と伸びた竹がみえ、
どこかきりっとした空気を感じます。

ここ、一休さん(一休宗純禅師)が生まれ、育ったお寺なのだそう。
一休さんって天皇(後小松天皇)の皇子だったのですね。
母は宮仕えしていた女性だったそうですが
天皇の子を懐妊したとなったとき、周囲からの妬みもあって
御所からここへおいやられたのだそう。

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これ、駐車場にあった看板です。
笑ってしまったのは「昼寝禁止」。
境内の建物の中でも「昼寝禁止」という言葉をみました。
昼寝してしまいそうになるほど静かな場所であることは確か。照れアセアセ

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境内に広がる圧巻の竹林。
嵐山の有名な竹林よりこちらのほうが広いです。
あの有名な鈴虫寺はここからわずか200mのところにあるそうです。
わずか200mでこの静寂。今までなんで知らなかったのかしら。

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本堂(地蔵堂)。

時刻は既に午後4時頃。
傾き始めた太陽の光を写して
境内は陰影が濃くなりかけている感じで。

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こちら、十六羅漢のお庭と呼ばれる庭園への入り口。
これから先は写真撮影禁止でした。

お庭以上にお部屋の窓とそこからみえる眺めが
本当に心を打つ・・とても素敵でした。
お寺の人がその場を外しているのをいいことに
こっそり写真を撮っていた人がいて
思わず目があってしまいました・・(苦笑)

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日が陰っているので暗い写りになってしまいましたが・・
立派な苔です。梅雨の頃、一層きれいになりそうですね。

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夕方になり、これでお寺詣りは終わりにしました。
鮮やかな緑と静寂の両方を存分に堪能でき、
大満足な京都歩きの一日でした。
11月の紅葉シーズンになったら混雑覚悟で
同じルートで再訪したいと思いました。