
桜が散った後は緑が一年で一番美しい頃。
木々の生命力、自然のエネルギーを強く感じる時期です。
昨日5月4日はお天気がとても良かったこともあり、
お昼から京都へ出かけました。
この日巡った場所は4か所。
今年になってから読んでいる柏井先生の
京都案内の本で紹介されていた「穴場」巡りをしました。
GWの真ん中、それも晴天の日なので
さぞや混んでいるのではと思っていましたが、
素晴らしい場所なのに殆ど人がいないのです。
全ての場所で台数の少ない無料の専用駐車場にも
車を停めることができ、
静かな環境でしっかり美しさを堪能。
本当に穴場でした。

最初に訪れたのは洛北にある実相院です。
ぴかぴかに磨きこまれて黒光りする床に映り込む
新緑の美しさで知られたお寺です。
門が額縁のようになっており、向うに見える新緑が
太陽の光を受けて輝いていました。

楓の木がとても多くありました。
きっと紅葉の頃は燃え上がるような美しさなのでしょう。

有名な床もみじですが写真撮影は禁止されています。
このため下の写真は毎日新聞のニュースサイトからお借りしました。

思わず沈黙してしまう光景。
この美しい眺めに時間がたつのを忘れてしまいそうでした。
この日巡った他の場所でもそうだったのですが
いかにもSNSなどで「映えそう」なところは写真NGとなっていました。
もしかして人が少ない理由はこのためだったのかしら。
そうだとしたら、じっくりと静かにこの美しさを
楽しみたい人だけが訪れるのでしょうし、
この措置は逆にありがたいかもしれません。
手のひらサイズで観られる世界よりも
やはりリアルに体験するほうが何倍も感動が大きいです。
お庭に出ました。緑が眩しい。

背景の山を借景に美しいお庭です。
春は枝垂れ桜が彩り、華やかな美しさがあるようです。

聞こえてくるのは鳥の鳴声と風の音だけ。
この静けさは貴重でした!



白い壁に反射する緑もとても美しかったです。



もっとゆっくりしたかったですが・・・
この日はちょっと急ぎ足。
次は嵯峨野へ向かいました。
続きます~