57〜58本目。

監督:武内英樹
キャスト:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、榎本明、加藤剛
映画会社で助監督として働く真面目な青年・牧野健司。映画監督を夢見る彼は、馴染みの映画館“ロマンス劇場”に通い詰め、そこで見つけた古いモノクロ映画を夜ごと鑑賞しては、劇中のお姫様・美雪への恋心を募らせていく。そんなある日、美雪がいきなりスクリーンから飛び出してきた。突然の奇跡に混乱しつつも、成り行きから憧れの美雪と奇妙な同居生活を送ることとなった健司。お姫様である美雪のワガママに振り回されながらも、色のない世界しか知らなかった彼女にカラフルな現実世界を案内していく。そしていつしか互いに距離を縮めていく健司と美雪だったが…。〜All Cinema~
2018年日本映画。映画をたくさん観ていても予想できませんでした。予想外の展開に久しぶりに涙ぼろぼろこぼしてしまった映画でした。設定にはいろんな名作からちょっとずつもじった感じがあります。「ニューシネマパラダイス」、「カイロの紫のバラ」、「ローマの休日」、「オズの魔法使い」とか。北村一輝さんのハンサムガイもよかったです。好きなのに近づけない二人、切なかったです。

原題:A GOOD YEAR
監督:リドリー・スコット
キャスト:ラッセル・クロウ、マリオン・コティヤール、
少年マックスは毎年夏になると、南仏プロヴァンスでワイン造りにいそしむヘンリーおじさんのもとを訪れ、おじさんの所有するシャトーとぶどう園で楽しいバカンスを過ごしていた。やがて時は経ち、マックスはロンドンの金融界で豪腕トレーダーとして多忙な日々を送っていた。そんな彼にある時、10年も疎遠にしていたおじさんが亡くなったとの報せが届く。遺産相続者となっていたマックスだったが、全て売却するつもりでプロヴァンスへ向かうことに。しかし、懐かしのシャトーに来るとあの頃の記憶が次々と甦り、心が揺れてしまうのだった。また、地元のレストランを経営するファニーと出逢い、情熱的に惹かれ合っていくマックスだが…。〜All Cinema~
2006年アメリカ映画。「A good year」はワイン造りにおける「当たり年」という意味。舞台となったプロヴァンスのブドウ園と主人公の人生にとって転機となった時をかけたタイトルなのかと思います。ストーリーは予想できる展開でした。年収数億を稼ぐ金融界にいる人物。彼の役員室に飾ってあるゴッホの絵がコピーなんです。本物は金庫に置いてあって。主人公が「いつ本物を観るんです?」って聞く場面があるんです。「全てをお金に換算する」価値観の世界で、すごく象徴的だなと思いました。