
ぼたん園を出てから鶴岡八幡宮の境内へ。
視界の広く開けた境内。
約20年ぶりくらいの再訪です。
前回は趣味のお仲間という感じのグループで訪れました。
今回はひとりでゆっくり、のんびりと散策です。

お太鼓橋の近くにあるこの木!
不動明王様の背景でメラメラと燃えている炎みたいで
とても印象に残っています。
源頼朝ゆかりの地であり、鎌倉武士の守護神でもある八幡宮。
この輪郭の力強さはやはりこの土地ならではなのかしらと。
手水舎。


境内中央、石段下にある舞殿。下拝殿とも。
静御前が舞ったのはここだったのか。

石段に向かって左側。お酒!壮観ですー。

本宮までの石段61段。
今回観たかったのは2010年に倒れたイチョウの木のその後。

鎌倉三代将軍源実朝を暗殺した
甥の公暁が隠れていたという銀杏の木。
前回訪れた時、樹齢千年を超える大銀杏は
大きな枝を四方に張わたらせていました。
ごつごつした幹には大きな注連縄が巻かれ、
圧倒的な存在感で。

あの倒れた大イチョウの幹からその後、新芽が出てきたそうです。
この大イチョウの幹は少し離れたところに移植され
かつての場所には若木の姿がみえました。

まだまだ小さい若木ですが、「絶える」ことなく
命が引き継がれたことにほっと安堵の念を覚えました。

石段を上って本殿の真ん前から。
写真を撮ってたら「立ち止まらないで!」と
警備の人から注意されてしまいました・・・


斜めから。
現在の本殿は徳川11代将軍家斉による造営だそうです。

絵馬の形がイチョウ型に変わっていました。
石段を降りて再び境内へ。
弁財天をお祀りするお宮さんがありました。
鎌倉で割と頻繁に目にする弁財天の神様。

頼朝が旗揚げした時に弁財天の霊験があったそうです。
そういうわけで現在は商売繁盛とか
必勝祈願のお宮さんになっているとか。
たくさんある白旗も平家の赤色に対する源氏の印ですね。

春を感じる眺め。
お宮さんの裏側に「政子石」なるものがありました。

頼朝と北条政子の若い頃のロマンスを思うと
ここは縁結びのパワスポなのかしらと思い検索してみたところ・・・
頼朝が政子の安産を祈願した石なのだそう。
現在は夫婦円満、良縁、子宝の祈願石とされているそうです。




そろそろ脚が疲れてきました。
でももう一か所・・!
ということで次のお寺に向かいました。