11〜12本目。

原題:The Post
監督:スティーブン・スピルバーグ
キャスト:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ
ベトナム戦争が泥沼化していた1971年。ニューヨーク・タイムズはベトナム戦争に関する政府に不都合な事実が記載された最高機密文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”についてのスクープ記事を発表する。アメリカ中が騒然となる中、ニクソン政権は裁判所に記事の差し止め命令を要求する。タイムズが出版差し止めに陥る一方、出遅れたライバル紙のワシントン・ポストでは、編集主幹のベン・ブラッドリーが文書の入手に奔走する。やがて全文のコピーを手に入れたポストだったが、それを公表すれば裁判となって会社の将来を危うくしかねず、経営と報道のはざまで社内の意見は大きく二分する。そしてそんな重大な決断が、亡き夫の後を継ぐ形でいきなりアメリカ主要新聞社史上初の女性発行人となったキャサリン・グラハムに託されたのだったが…。〜All Cinema~
2017年アメリカ映画。映画で「当たり!」と思える作品は10本観て1本くらい、と昨年末に書いたと思いますが、今年11本目にしてようやくそれに出逢えました
スピルバーグ監督でメリル・ストリープとトム・ハンクスという名優二人で駄作になることはまずないだろうと思っていましたが・・・。一世代前のスノーデン事件とでもいうか。誰かが言った「マスコミは政府とは友達になってはいけない」、という言葉が最初の部分に出てきましたが、メディアというのは常に「権力の監視役」でなければならないということを改めて感じるものでした。自分たちの人生が壊れてしまうかもしれないというリスクを負ってでも、歴代政府の嘘を告発する新聞社の人たち。正しいと思ったことを実行する勇気、素晴らしいと思いました。この事件に対する裁判判決で「報道機関が仕えるべきは国民であり、政権や政治家に仕えるものではない」という最高裁判事の言葉も心に響きました。この映画が公開されたのが1年前であることを考えると・・・素材的には50年前の事件を扱いながら、メッセージとしては現トランプ政権に対する批判を込めた作品なのだろうかとも感じました。また当時の社会で女性が完全に主流から切り離されているところも印象深い。今よりも何倍も仕事をする女性が生きにくかった時代かと。素晴らしい作品でした。これはおすすめ







原題:Voyage of Time
監督:テレンス・マリック
「ツリー・オブ・ライフ」「トゥ・ザ・ワンダー」のテレンス・マリック監督が、宇宙の誕生ビッグバンから現在を経て未来へと至る宇宙の変遷と生命の進化の壮大な物語を、科学的な考証をもとに、最新の映像技術で描き出した異色作。オリジナル英語版と日本語版のナレーションをそれぞれケイト・ブランシェットと中谷美紀が担当。〜All Cinema~
2017年フランス/ドイツ/アメリカ作品。この監督はとても寡作で作品の評価が非常に高い人なのだそうです。それに惹かれてみてみましたが・・・私にはちょっと眠たすぎる内容でした(笑)なんとなくナショナルジオグラフィックの映像をみているような気分に。終始、大変美しい映像が流れているのでショウルームなどのモニターに似合いそう。ということで感想にならず・・・
