
旅行記続きです。
この日の日程のメインであった「砂の美術館」へ行きました。
鳥取砂丘の一角にあり、砂像彫刻を専門にする世界で唯一の美術館です。

2006年11月の開館です。
毎年テーマを変えて展示を行っています。
今年の展示は「砂で世界旅行・北欧編」。
現在の展示は来年1月6日までだそうです。

世界中から砂像アーティストが集まり、
それぞれの作品を作ったそうです。
館内の作品はすべて写真撮影、SNS投稿OKとなっています。
これはどれだけネットでみても実際目の前でみる
迫力には敵わないからだと思います。
感想は・・・単純ですが「すごかったー!」。
札幌雪祭りの「砂バージョン」みたいな感じかもしれません。
館内はこんな感じ。
比較的お客さんも少なくてゆっくり観覧できました。


フィンランドといえば・・・サンタクロースですね。



ドールハウスと北欧家具。

北欧といえば家具やその他のインテリア用品、食器、調理器具など
日本でも大人気ですね。生活空間へのこだわりの強さは
夏が短く冬が長く、室内で過ごす時間が長いためでもあるのだとか。
そういえばイギリス人も自分の家に多大なエネルギーをつぎ込みますが
これも同じ理由によるものなのでしょうね。
上のドールハウス、覗いているヒトがちょっと怖い・・・




北欧のスキーの文化。
左の女性は冬の神スカジ。

アルフレッド・ノーベルとノーベル賞。
ノーベルが生まれたのはスウェーデン。

ノーベルが生まれたのはスウェーデン。
彼の発明の最もなるものはダイナマイトですね。
戦争中には兵器として使われ、心を痛めていたとか。
「人類にとって最も重要な貢献をした人に自分の財産を分与してほしい」
という遺言を残したことがノーベル賞のはじまりだったそうです。
なんとも精緻な彫刻!
北欧の動物たちです。

豊かな森林に暮らす北欧の野生動物たち。
これも北欧の姿です。
羽を広げたフクロウの姿、魚を捕まえるクマ、
立派な角をもつトナカイ・・・
いまにも動き出しそうな生命力を感じました。

圧巻の作品でした。↓↓
北欧神話から題材をとったそうです。
ニーベルングの伝説「アイスランド女王への謁見」。

ニーベルングというとワーグナーのオペラになっていますね。
(昔、海外で観に行ったものの、字幕なしの席だったため
理解不能であまりにも長くて寝てしまったオペラです・・。)
これは美しく誇り高き女王さまの姿です。

フィヨルドを帆を掛けて走る船。

下部分は水が流れる仕掛けになっています。
こちらも北欧神話から。

北欧神話の最高神「オーディン」。
北欧はヴァイキング伝説が生まれたところです。
雄たけびをあげる狼、オーディンの鋭い眼差し、
生きることがとても厳しい環境であったこと、
彼らの猛々しさが十分に想像できる感じでした。
こんな猛々しさをビジュアル化してしまう
アーティストの力量、すごいと思いました。

ちょっとひいたところから一枚。

こちらはブリッゲンというノルウエーの旧市街地を再現したもの。

デンマークのお城だそうです。(イーエスコウ城)

2階から撮影。
実際はもう少しいろいろあったのですが、この辺にしておきます。

実際はもう少しいろいろあったのですが、この辺にしておきます。
2階にはお土産売り場があり、北欧食器などが割と安く販売されていました。
さて、外に出るときたるべきハロウィーンに向けての
作品を製作中でした。


期限がきたらこれらすべての砂像は壊され、砂に戻ってしまいます。
なんだか寂しい気持ちもしますが、そういうところも日本的というか。
毎年テーマが変わるごとに展示内容もがらっと変わるようです。
本当に見応えがあったのでまた来年も観に行きたいなと思いました。