イメージ 1

監督:山田洋二
キャスト:真田広之、宮沢りえ、小林稔二、大杉連、岸恵子

井口清兵衛は幕末の庄内、海坂藩の平侍。妻を病気で亡くし、二人の娘と老母の3人を養っている。生活は苦しく、下城の太鼓が鳴ると付き合いは断ってすぐ帰宅し、家事と内職に励む毎日。そんな清兵衛を同僚たちは・・・~AllCinema~

2002年。アカデミー賞外国語映画賞の候補にもなった作品。予想以上にいい映画でした。映画の終盤に感情がぐっと押し寄せてきてはらはらと涙が出てしまいました。真田広之さんの演じる清兵衛の温かくて優しい人柄、勇気、生き方・・それらが一気に蘇ってきて・・。宮沢りえさん、後年の娘を演じた岸恵子さん、凛とした佇まいがとても素敵で武家の女性の生き方を体現しているようでした。清兵衛は今でいえば家族思いのマイホームパパですね笑い泣き とても素敵なお父さん。短い結婚生活でも奥さんは幸せだったと思います。

印象深かったのは家屋や衣服、生活習慣、言葉など、時代考証がかなり緻密にされていたこと。テレビの時代劇のようにこぎれいすぎない。貧しくて飢え死んだ農民、死体にたかるハエ、昼間でも薄暗い室内、人々の垢まみれの顔とか。あの時代ならきっとこんな感じだったのだろうと思いました。殺陣の場面もすごく迫力がありました。英語タイトルはThe Twilight Samurai。

イメージ 2

監督:降旗康男
キャスト:高倉健、大竹しのぶ、広末涼子、小林稔二、志村けん、田中好子

北海道のローカル線、幌舞線の終着駅・幌舞。駅長・佐藤乙松は筋金入りのぽっぽや。職務に忠実なあまり、生後2ヵ月で死んでいった娘や思いがけない病で死んだ妻を見取ることさえできなかった。佐藤は近く廃線になる幌舞線とともに定年を迎えようとしていた……。
~AllCinema~



1999年。浅田次郎原作の映画化。過去の話題作、有名作品も見逃しているものがとても多くて、この機会を利用してかたっぱしから観ています笑い泣き 原作を読んでいないのでこんなストーリーだったとは知らずにいました。無骨で生きるのが下手な主人公。新しい時代を受け入れられず終わってしまったようなエンディング。ストーリーや役柄設定は多くの日本人に受け入れられそうな内容だと思いました。個人的にはあまり好きではない作品でした。(もっと希望をもてる終わり方にしてほしかった・・・。)煙を吐いて走るSLの雄姿が良かったです。ロケ地をみたら大井川鉄道のようでした。

イメージ 3

監督:三谷幸喜
キャスト:唐沢寿明、田中邦衛、田中直紀、八木亜希子、伊原剛志、清水ミチコ、中井貴一

お酒落なマイホームを夢見る若夫婦。新進気鋭のインテリア・デザイナーに設計を依頼するまでは良かったが、施工は妻の父親で頑固な大工が行うこととなり、正反対の性格であるふたりは対立を繰り返し、遂には想像を絶するトラブルが夫婦に襲い掛かる。はたして理想の新居は完成するのだろうか? ~AllCinema~

2001年。ストーリーの展開が「ラジオの時間」と似ていました。「ラジオ・・」に比べてもちょっと中だるみ。田中邦衛さんのお父さん役がとても良かったです。あとココリコ田中さんのおひとよしのご主人役、よかったです。確かこの方、とても映画に造詣が深かったかと。八木亜希子さんの姉さん女房の役も。ハート 三谷さん作品の中では「ラジオの時間」や「金縛り」などのほうがテンポよくて面白かったです。