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原題:ER IST WIEDER DA/LOOK WHO'S BACK
監督:ダーヴィト・ヴネント
キャスト:オリヴァー・マスッチ、ファビアン・ブッシュ

ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、現代によみがえる。非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。
〜シネマトゥデイ〜

2015年ドイツ映画。これは傑作でした!ラブグッ 今のところ、今年観た映画の中で一番にしたいくらい。半ばまでコメディと思わせておいて、最後はぞっとする現実を垣間見た気分に。WWIIの時のユダヤ人迫害は現代なら難民排斥なんだなぁと思いました。今の社会に対する現代ドイツ人たちの本音とか。ところどころに出てくる痛烈な社会風刺、ブラックユーモアなど・・・目が離せませんでした。ヒトラーがどうして民衆の心をつかんだのかもわかるようでした。ものすごくギリギリのところまで食い込んだ作品。よくドイツでこんな大胆な映画が作れたものかとただただ驚きました。


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原題:LES SAVEURS DU PALAIS/HAUTE CUISINE
監督:クリスチャン・ヴァンサン
キャスト:カトリーヌ・フロ

「フランス最後の国父」と称されるフランソワ・ミッテラン大統領に仕えた、仏官邸史上唯一の女性料理人ダニエル・デルプエシュの実話をもとに、大統領のもとで働く女性シェフの奮闘を描くドラマ。片田舎のレストランを経営しているオルタンスは、ミッテラン大統領の指名によってエリゼ宮のプライベートルームに迎えられる。オルタンスは、規律に縛られた男社会の厨房で孤立しながらも、ひたすらに料理の味を追求。やがて、オルタンスの情熱が冷え切っていた厨房を刺激していく。~映画.com〜

2012年フランス映画。原作は多分良かったのだろうけど、がっかりな内容でしたアセアセ。あまり深く掘り下げた感じもなくて。組織の中で働く立場からみるとこの主人公、仕事に一生懸命でひたむきなのはわかるものの、どうしても「でしゃばりなおばさん」に見えてしまうんです。しきたりだらけの堅苦しい空気に抵抗するといってもあんなに雑で強引な性格だと嫌われるのも当然かなあ、とか思ってしまう・・。残念ながら主人公に共感できなかったため良い感想はもてませんでした滝汗アセアセ。映像で次から次に出てくる素晴らしいフランス料理はまさに眼福でした・・・キラキラキラキラキラキラ