
昨日の午後は福井県おおい町の名田庄におでかけ。
安倍晴明の子孫、土御門家ゆかりの暦会館にいってきました。
館員の方がとても親切にいろいろ説明してくださいました。
面白い話をいっぱい教えてもらったのですが、その中でも
長年の疑問が「!」と解けたことがあったので書いておきます。
桃太郎の鬼退治。
鬼のパンツはなんで虎のしましま模様なのか。
これには陰陽五行の思想が関係していると知りました。




一番上の写真は十二支で示す、昔の方位や時刻。
「鬼門」のある方角は北東(丑寅)です。
丑と虎がいる方角です。
鬼が「ウシの角」をはやし、
「トラのしましまパンツ」をはいているのは
こういうわけなんだそうです。
ちゃんと理由があるのですね。
そして鬼門の反対側にいる動物が申(サル)。

その近くにいるのが酉、戌 (トリ、イヌ)。
鬼門の対局にいるものとして彼らを家来にしていったのだそうです。
そういえば鬼門にあたる北東に桃の木を植えるといいという
話を聞いたことがあります。
中国に枝木をたてて悪鬼からの災いを防いだという
故事に由来するのだとか。
鬼門や裏鬼門は信じる人、信じない人、
それぞれだと思います。
日常言い慣わされていることも遡ってみると
こんなことにたどりつく、という面白い例だと思いました。