
福井県立美術館で開催中の企画展を鑑賞してきました。
イギリスのウェールズ国立美術館所蔵作品の展覧会で
昨年春から広島を最初に各地巡回しているようです。
右側の通路を通って中に入るのです~ (*^-^*)
展示は
ロマン主義→
リアリズム→
パリのサロンとロイヤルアカデミー→
印象派→ポスト印象派とその後
という順番で新古典主義への反動から生まれた
ロマン主義から印象派誕生までの流れが
時系列的に展示されていました。
「壮大」で「正統派」なイメージの新古典主義から
個人の主観、感情を大事にしたロマン主義へ。
その後近代市民社会の発展と共に絵画は
「ありのまま」を映す「リアリズム」の時代へと
主流が移っていきます。
下はイギリスのターナーの作品。

モネはイギリスを代表する画家ターナーの
作品に深い感銘を受け、そののち印象派の旗手となります。
イギリスの若い画家たちはその後、
フランス印象派に影響を受け、
自国の美術に新しい息吹をもたらしました。
隣り合うイギリスとフランスの間で画家たちが互いに
影響を与え合い絵画の発展に寄与した流れがあったことを知りました。
双方の国の芸術家らによる切磋琢磨が
偉大な芸術の花を咲かせることになったのですね。
モネの作品。↓ (共にネットから画像をお借りしました。)


館内は平日であったこともあり、とても静か。
素晴らしい作品群が展示されているのに
お客さんは数人しかみえず、
作品の前でどれだけ長い時間立ち止まっても
後から来る人からのプレッシャーを気にせずに
観たいほうだい。これすごく貴重。(^-^;
一連の作品を鑑賞後、館内に併設されているカフェでお茶休憩です~ 



カウンター席の前は一面ガラス張りで目の前には眩しいほどの新緑が。
これも贅沢な空間ですね。

企画展にちなんだケーキをいただきました。

しっとりとした生地にレーズンが練り込んであります。
シナモンのスパイスが効いている感じ。
添えてあるアイスクリームは生クリームの濃度が高く美味しい。(*^-^*)
ミルクたっぷりの紅茶と一緒に。
シナモンが効いた素朴なケーキ、ぬるいミルクティーは
イギリスを思い出します・・・(*´ω`)


とても充実した企画展でした。
機会があったらもう一回みてみたいほどです。
さてさて、次は北の庄城址に向かいました。
続きます~ (≧▽≦)