
日曜日に小浜市の山間部にある妙祐寺のしだれ桜を見にいってきました。
樹高20mにもなる大きな一本桜です。

曇り空だったので華やかというよりは幻想的な雰囲気。
奈良の又兵衛桜に似ているかな。

平成4年に群生する竹藪を切り開いたところ
この桜の木が現れたとのこと。
それまでは誰に知られることもなく竹藪の中で花を咲かせていたと。
この木の近くには無数の無縁仏のお墓がありました。
身内の誰にも送ってもらうことなく
あの世へ旅立った人の孤独はいかばかりだったでしょう。
誰に知られることもなくこの世を去っていた人々の
魂を慰めるためにこの桜の木は存在してきたのかと思いました。


