
今月の読書メモ・・・
一言でまとめてしまうと、外見の若さとか美しさはやはり健康あってこそ。
私自身が、7-8年前から漢方医の先生にずっと診ていただいており
書いてある内容は7割くらい、その先生の仰っていることと重なっていたので
内容的にはすんなりと理解&同意できました。(*^▽^*)
砂糖だめ、小食主義・・なかなかこれの実行は難しいですが・・@@;
勉強になったのは癌がどういう経緯で発生するかというところなどでした。
ああ、絶対に暴飲暴食はやめよう。
アマゾンのレビューには上手にまとめられた感想がたくさんアップされているので
リンクしておきます。このレビューだけでもかなりためになる情報が詰まっている感じがしました。

先日コンビニにふらりと寄り道した時に見つけ、読んでみました。
昨年他界された作者の中沢さん自身が幼少時に広島で被爆されています。
原爆の悲惨さを伝えるため、ご自身の経験をもとに作品を描いたとのこと。
読み終わった頃、偶然にもこの作品の閲覧についていろいろ議論されていることが
ニュースで伝えられていました。確かに戦後の混乱期の場面など現代の感覚からすると
信じられないような暴力や差別がまかり通っていたことが描かれています。
戦争が引き起こす地獄はどこにも救いようがないほど悲惨。
人間は貧すればここまで貶められた存在に成り果てるのかと思うような場面もたくさん。
でもこれが現実だったのだと思うし、戦争はどこを探しても美化すべき箇所なんて皆無だと
いうことがすごい説得力をもって伝わってきます。数日後に広島の平和記念館を
再訪しましたが、漫画の内容は展示と同じくらい衝撃的でした。
上下2巻あり、現在それぞれ別の友達に貸出し中です。

これもコンビニで購入。あまりにもかわいい子猫の顔をみて衝動買いしてしまいました。
うちでも猫を飼っているので、ああ、こういう鳴き方するなあとか、こういう行動するなあと
いうことがいろいろ書いてあって猫好きには興味深いかも。
母に現在、貸出中ですが、母は家族の中で一番長時間、猫に接しているせいか、
「読まなくても猫が何が言いたいのかなんてすぐわかる」って言ってました。( ̄▽ ̄)
やっぱり経験ってすごい・・・。

少し前に読んだ「戦後史の正体」の著者の本です。
20年くらい前の著書なので取り上げられている具体例がソマリア問題とか
ちょっと古いですが、いろいろ勉強になりました。
自国の価値観や正当性を主張することだけではどうしてダメなのか。
自分が如何に正しいかを説いてもそれで物事が動くことはない。
それよりも自分の主張がどれだけ相手にとっても利益であることを説明して
説得することが大切であるとか。 今の日本なら尖閣、竹島の問題に対処するにあたって
大事な考え方かも、と思いながら読みました。
また外交官ではなくても個人のレベルでも当てはまる内容かも、と。
あと歴史の授業で習った日英同盟はもともとロシアの脅威を心配していたドイツが取り持ったとか、
この本を読んで初めて知りました。ネットで調べてみたらそういうこともいろいろ書いてあります。
当時のドイツは対ドイツ政策のため露仏同盟を結んだ隣国フランスとロシア帝国に挟まれていました。結構緊張しますよね。ロシアが南下してきたらドイツなんてひとたまりもない、
だからドイツとしてはロシアに日本と戦争させて、フランスを孤立化させ、
ドイツの安全を高めることを狙ったという。
当初は日英独の3か国同盟で、と持ち掛け、でも本当に3か国で同盟してしまうと
相手が強くなりすぎて、ロシアがひるんで東進しなくなるから、
直前でドイツはするっと抜けたらしい。
日本の真珠湾攻撃の際にも一番喜んだのは英国首相チャーチルだったといいます。
「火がつけば最後まで徹底的に戦う」米国が、それまでの中立路線から
参戦することでドイツに負けそうになっていた英国という構図バランスも変化が起こる、
それを既に読んでいたそうです。アメリカの性向については南北戦争を
徹底的に研究していたというチャーチルの読みが当たったわけですね・・・。
なんかヨーロッパの政治家は老獪ですごい・・@@;
2国間の問題であるようでも水面下では多くの国の思惑が絡み合っている、
外交問題は非常に複雑なもので、現在、世界各地で起こっている紛争や
内戦でも同じことがいえるんだろうと思いました。

米国の「知の巨人たち」へのインタビューを一冊にまとめた本です。
賢い人はこんなことを考えているのか~と単純な驚きをもって読みました。
私がちょっとだけ知っていたのはチョムスキーと、ジャレット・ダイヤモンド、それから
ワトソンだけでした。(・_・;)
チョムスキーは言語学の大家ということは知ってましたが
哲学者、政治活動家でもあったということをいまさら知りました。
ベトナム戦争の頃から米国を世界最大の「ならずもの国家」と真っ向から批判しています。
彼の反戦、反暴力への主張はあまりにもストレートで
うわあ、そこまで言ってしまう?みたいな感じ。
6人それぞれの見解は非常に面白くてこの本を読み終えた時には
一人ひとりの著作をもっと読んでみたいという気になってしまいました。
なんかこう脳がぎゅっぎゅっと刺激されるような、知的好奇心が高まる内容の一冊です。
誰のインタビューだったか、この時、別の本も同時並行で読んでいたので
どちらに書いてあったかよく覚えてないのですが、
インターネットの広がりは非常に情報へのアクセスを
便利にした一方で我々は深く物事を考える機会を逸してしまっているということが
書いてあり、なんだか心にひっかかりました。
科学の世界ではがんの克服はもうすぐ近くまで来ているということ、
このことを知り、非常に喜びを覚えた一方、
6人のうち何人かがお薦めの本は?という質問に対して
小説を読むことは無駄だ、なんてことを言ってるのにはがっかりしました。
あと全員が他人の宗教を否定しないけれども、無宗教であったり
宗教に頼らない生き方をしているそうですが、
「神という概念は時の支配者が都合に合わせて作ったもの」と明言しているところも意外でした。
これから涼しくなりますので、もっと本を読む時間を増やせればいいなと思っています(#^^#)