イメージ 1
旅2日目、晴れたら九重~阿蘇へドライブ、
雨だったら別府で地獄めぐりをしようかという
適当な予定を組んでいたところ、この日の天気は曇り空。
別府へ行くことにしました。
大分市内からは車で30分程度、とすぐ近くという感じでした。
 
地獄とは温泉噴出口のことで高温の噴気、熱泥、熱湯が
地面から噴出している場所のことをいうのだそうです。
別府地獄連合に加盟している地獄8つをみて回れる共通券(2000円)を買いました。
 
 
最初に訪れたのが「血の池地獄」。
湯気でよく見えませんが深さ30mもあるそうです。
酸化鉄や酸化マグネシウムを含む粘土が煮えたぎっていて
池の中は濃いオレンジ色。
 
イメージ 12
 
赤い熱泥は布の染色にも利用されてきているのだそうです。
ここでは敷地内に藤棚があり、藤の花が満開でとてもきれいでした。
 
イメージ 15
 
イメージ 16
 
無料の足湯があったので試しに浸かってみることに。
気持ちの良いぬるめの温度で、
お湯が驚くほどぬるぬる・・・!(*‘∀‘)
う~ん、めちゃ気持ちいいです。
この日は意外と寒かったですが足湯をしたら
身体もほかほかしてきました。
 
イメージ 18
 
お土産屋さんの中に昔の血の池地獄の観光写真がありました。その前で団体旅行のお客さんを前にバスガイドさんが説明していたので、私もそこに交じって話を聞いてきました。
 
昔はこうした場所は当然ながら農業に適さず、人が近づくこともできない、まさに忌み嫌われる地獄のような風景だったから「地獄」と呼ばれるようになったそうです。でもそれが珍しいからと、人々が訪れるようになったのが明治期から昭和にかけて。この地も観光地として開発されるようになりました。
そしてバスに乗って案内をするバスガイドという職業も
別府が始まりだそうです。
 
足湯をして身体も温まったので次の地獄へ。
次は血の池地獄の隣にある「龍巻地獄」にいきました。
30~40分間隔で温泉が噴き出す間欠泉です。
噴き出し始めると5~10分くらい続きます。
 
イメージ 17
最初は遠くの椅子に座ってみていたお客さんも
どんどん近づいて、近くで写真を撮ってました。
イメージ 19
 
私はこの後方にあったツツジが気になってそちらの写真ばかり撮っていました。
こんな大量のツツジ、初めて見ました。
イメージ 20
 
次に向かったのは海地獄。
南太平洋の海を思い出させるようなきれいなマリンブルーです。
でも98度。煮えたぎってます。( ;∀;)
鮮やかな青色は温泉に含まれる硫酸鉄が溶けて出たものだとか。
 
イメージ 21
 
ちょっと離れたところから見るとこんな感じ。
湯けむりで水面が見えないほどです。
 
イメージ 2
 
敷地内にある温室で熱帯植物が栽培されていました。
オオオニバスとのことですが、小さいですね。
遠くから投げ入れられている小銭がいっぱい。
 
イメージ 3
 
温泉で蒸した後にオーブンで焼くという
地獄蒸し焼きプリンをここで食べました。
ちょっと硬い目かな。美味しかったです。
 
イメージ 4
 
その次、山地獄。
山の至るところから噴気が上がっているので山地獄というそうです。
岩の間、地面から、もくもくと湯気が立ち上っていました。
 
イメージ 5
 
視界不良~。(*´ω`)
イメージ 6
 
敷地内で。これはもしかして松の木でしょうか。
暑くてだれているみたいでした。
 
イメージ 7
 
山地獄の敷地では温泉熱を利用して世界各国の動物が飼育されています。
敷地の隅にミニ動物園みたいなのがありました。
 
カバとか。
イメージ 8
 
フラミンゴとか。
イメージ 9
 
ゾウも。
イメージ 10
 
ゾウやカバには奈良公園のシカみたいに
エサを買ってエサやりすることができます。
唾をかけられたら困るので気前よくあげました(笑)
 
イメージ 11
 
そして次は鬼石坊主地獄。
イメージ 13
 
灰色の熱泥がぼこぼこ・・と頭を出してます。
そういえばニュージーランドでもこんなのをみました。
 
イメージ 14
 
いただいたパンフレットに書いてあった作家の今東光氏の言葉:
ダンテにしても、ミルトンにしても、ブレークにしても
その描いた天国はちっとも美しくもなければ面白いこともない。
それなのに地獄篇になるとまったく凄まじい楽しさだ・・。
 
確かに確かに・・^^
外国人のお客さんもたくさんいらしてました。
地獄めぐり、まだまだ続きます。
 
 イメージ 22