
三重県立美術館で開催中の福田繁雄大回顧展を観に行ってきました。
「ユーモアのすすめ」と題されているように、ウィットとユーモアに富んだ
ポスターなど遊びゴコロいっぱいのデザインや、
エッシャーのような視覚トリックを使った作品などとても面白かったです。
またタイトルを見て考えてみるととても深い意味があると思わせるような
作品もあり、想像力をフル回転、最初から最後まで飽きない企画展でした。
美術館入り口にあったのは「Victory 1945」というタイトルで
ワルシャワ勝戦30周年記念国際ポスターコンクール グランプリを受賞した作品。
爆撃機が爆弾を投下している写真を逆さにみた時に
爆弾が爆撃機に吸い込まれるかのように見えたことから
このデザインがが生まれたのだとか。
すごく興味深い作品ばかりだったのですが、残念ながら館内は撮影禁止。
展示されていた作品のいくつかをウエブサイトで見つけました。

ひとつひとつの升目は日本の切手です。
殆どが記憶にある切手ばかり。
少し距離をおいて眺めてみると、ホント、一段とモナリザの絵がはっきり見えます。


NO MOREという作品。
黒いものは爆弾の形をしています。
遠くからみるとやっぱり骸骨の絵がくっきり。

右側の絵は白いのは女性の足、黒いのは男性の足。
視点をどちらに置くかによって違う絵が。
こんな作品が、ポスター、立体作品ともたくさんありました。