
もうひとつ、和樂を読んでいたらこんな頁もありました。
20代の初めの頃、兼高かおるさんのインタビューをたまたま目にする
機会がありました。
その頃、もう既にあの旅行番組は終わっていましたが、兼高さんは
「好奇心を忘れないこと。旅先では最高のものに触れることが大事」
というようなことを仰っていました。
この言葉は私の心に深く残り、
例えバックパックを背負って出かける貧乏旅行であろうと、
常に旅に出る時のテーマのひとつでありました。
(旅に出る理由は他にもありますが、またそれは別の機会に書きます。)
時間はたっぷりあった頃、安宿を泊り歩きながら、
存分に自分の目で見て回った世界の美術館、博物館、遺跡、大自然の数々。
その時の感動の記憶は、いまでも私の心の中の見えない財産です。
「いいものに触れる」というのは、
やっぱりこれからも私の旅のテーマであると思います
「いいもの」には最近、「食べ物」も追加されような気がするけれど?