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美術館を目指して出かけた相国寺ですが、
せっかく訪問したので境内も見て周りました。
 
相国寺は1392年に足利三代将軍義満が完成させたお寺で
臨済宗相国寺派大本山、90余りの末寺を擁し、
その中には金閣、銀閣も含まれています。
 
上の写真は香積院と称する庫裏。
 
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イメージ 3ちょうど春の特別拝観中でした。(6月上旬まで)
 
二枚目の写真、
法堂は豊臣秀頼による再建。
ここの天井に描かれている蟠龍図(バンリュウズ)は狩野光信によるもの。
(写真はウエブサイトからお借りしました) 
慶長10年(1605)の作とのことですから400年も前、随分古いものですね。彩色も残っています。円の外には当初、雲が描かれていたそうですが、400年の間に剥落してしまったそうです。
 
 
 
 狩野光信は狩野永徳の長男、父と共に信長、秀吉に仕えました。
この天井絵も、光信が天井まで上がって上を見ながら描いたそうです。
 
堂内で手を叩くと、カラカラという音が返ってくることから「鳴き龍」とも
呼ばれているそうです。
私も手を叩いてみましたが、カラカラ・・と聞こえたかどうかは???です。
でも良く響きました^^
 
イメージ 4次に向かったのが昔の浴室(宣明)です。こちらは平成14年に復元修復。
 
内部の様子を見学することができました。この時代だとお風呂は蒸し風呂ですが、この浴室での入浴は蒸気浴をしながら、ひしゃくで湯を身体に注ぐ掛け湯式を併せたものだったそうです。
 
説明によると昔はお風呂に入る時でも白い装束を身につけていたとか。それに入浴の作法もあって、お風呂も姿勢を正して入る「心と体」の垢を落とす「修業」のひとつ・・・みたいなものだったようです。
 
 
衣類を身につけて入浴というのも、
すっきりしない感じがしますね。
 
ただ、修業は別として、
衣類を身につけて入浴する姿については
ヨーロッパのどこかの博物館でも、
そういう絵を見たことがあります。
一般にどの程度普及していたのかはわかりませんが。
 
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夢窓国師を安置するという開山堂の前庭。
前庭には、かつて水が流れていたとか。
秋は美しい紅葉が楽しめるようです。
 
いまの時期は京都のいろいろなお寺などで
春の特別拝観、特別公開などを開催しているので
機会があれば他にも出かけてみたいと思います^^
 
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