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前回の記事の続きです。
パラミタミュージアムの二階は萬古焼の展示スペースになっていました。
萬古焼(万古焼)は「ばんこやき」と読みます。
はじまりは江戸時代元文年間(1736~41)に遡ります。
桑名の豪商であり茶人であった沼波弄山(ぬなみろうざん)という人が
窯を開いたことに始まります。      イメージ 2イメージ 4
左の赤絵が初期の万古焼です。
右側のものと作風が明らかに違うのは万古焼は一度途絶えてしまっているからです。
時代が下って江戸後期、森有節という人が万古焼を復活させました。
これが「有節万古」と呼ばれるもの。現在の万古焼は「新万古」と呼ばれるようです。
この辺はあまり詳しくないのでよくわかりません。ごめんなさい。
 
現在の窯元は140くらいあるとか。
その中に「松阪万古」というものもあります。
射和(いざわ)万古の流れを継いだものです。
 
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現在開催されている企画展示は「辻輝子」展です。
タイトルにもあるように日本の四季の花を映した
美しい器が多く展示されていました。
 
繊細な絵付けには女性らしさを感じる一方、
花や果実の模様が器の表面からぐぐっと盛り上がっていたりと、力強さも。
本当はこの作品をひとつひとつ写真に収めたかったのですが残念ながら撮影NGでした。
日本の四季の中で生み出される花鳥草木の美しさにはほ~っと溜息が出そう。
 
きれいなものをたくさん見て、心も洗われた一日でした^^         
 
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