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5巻目はインパール作戦での悲惨な経緯、
炎熱と飢餓の中で戦う人たちの姿、

6巻目はサイパンでの玉砕、
フィリピン陥落、
東条内閣の崩壊、
そして神風・神雷特別攻撃隊が
考案されるに至った経緯が書かれています。

日に日に包囲網が縮められる日本側。
インパールまできたところで
日本の敗戦はわかっていたことなのに
ここで戦争をやめることができなかったのが
後の一層の悲劇につながっていきます。

こうやって通して読んでみて
初めて太平洋戦争の流れが理解できてきました。

著者の視点は偏っているかもしれません。
多分学校で学んできた歴史とは正反対の視点に
立っているような気がします。

でも何かの事象を学ぼうとするときは
複数の視点から物事を見つめてみることが
大切だと思います。そのプロセスの後で
「自分の考え」がができあがってくるのではないかしら。
それに完全な中立なんて、あり得ないもの。