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NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」が来月末から放映されます。
秋山好古、真之兄弟、正岡子規と彼らを囲む多くの人物を通して
明治という激動の時代を描いたこの長編小説は私の大好きな物語です。
ドラマ化が決定して以来、書店に行くと、
たくさん関連本が平積みされているのを目にするようになりました。
知り合いの方が写真のこの本をプレゼントしてくれました。

作者の司馬遼太郎氏は生前この小説の映像化を許可していなかったといわれていましたが、
私はもし映像化するなら、真之の役は絶対もっくんがぴったりだろうと思っていました。
今回のキャスティングを見たらやっぱりその通りでした!
兄の好古役は阿部寛さんです。
小説のイメージでは伊原剛志さんのようなもっと男臭いタイプの
俳優さんではなかろうかと思っていたので少し意外でした。
そして正岡子規は香川照之さん。この人はすごいですね。
このキャスティングも意外な感じがしたのですが先日テレビでちらっと見た予告編では
香川さんの正岡子規には全く違和感がありませんでした。

このほかにも
東郷平八郎を渡哲也、
伊藤博文を加藤剛、
児玉源太郎を高橋秀樹、
山本権兵衛を石坂浩二、
高橋是清を西田敏行、
山県有朋を江守徹、
小村寿太郎を竹中直人・・と
他の出演者もドラマとは思えないほどとても豪華ですね。

私が初めてこの小説を読んだのは大学生の頃。
そして6-7年ほど前にもう一度読みました。
学生の頃よりも社会に出て組織の中で働くようになって読んだ時のほうが、
なお一層、響くものが多くありました。

この本には実際の人物の写真も多く掲載されています。
立ち姿の東郷さんは雰囲気が三船敏郎さんにとても似ています。
もっと早い時代に映像化されていたら
三船さんがこの役を演じられたのではないか・・と想像が膨らみます。

ページをパラパラとめくってみると高橋是清や明石元二郎、小村寿太郎などの
写真もありました。へ~こんな風貌のひとだったのか、と自分で勝手に想像していた
人物とあっていたり、そうでなかったり。

日清・日露戦争を背景にしたこのスケールの大きい物語が
どうやって映像化されるのかとても楽しみです。