暑くなると私はダメみたいです。
身体がしんどくって仕事が終わってからとても
映画館に行く気力が残っておらず
先月と今月で2本映画を観ただけです。
身体がしんどくって仕事が終わってからとても
映画館に行く気力が残っておらず
先月と今月で2本映画を観ただけです。
1本目はクリント・イーストウッド監督の「グラントリノ」、
2本目は邦画で先週から公開されている木村大作監督の「劔岳 点の記」です。
2本目は邦画で先週から公開されている木村大作監督の「劔岳 点の記」です。
たった二本だけでしたが、この二本が共に、本当に観てよかった、
映画代を払って2時間を過ごした価値が十分過ぎるくらいあったと思える作品でした。
映画代を払って2時間を過ごした価値が十分過ぎるくらいあったと思える作品でした。
「グラントリノ」はクリント・イーストウッド監督が主役、監督の両方を
務めた作品で、俳優としてはこれが最後の作品です。
務めた作品で、俳優としてはこれが最後の作品です。
ここ数年観てきたイーストウッドの作品は、どれも社会問題を正面から見据えて
それを誇大することもなく淡々と描いた作品が多い気がします。
かつ、そこに必ず感じるのが監督の温かい眼差し。
そんなところが観る側の感動を誘うのだと思います。
それを誇大することもなく淡々と描いた作品が多い気がします。
かつ、そこに必ず感じるのが監督の温かい眼差し。
そんなところが観る側の感動を誘うのだと思います。
「グラントリノ」でも主人公のちょっとやせ我慢的な生き方が
最後の最後までかっこいいのです。
ラストは期待を裏切るような展開で、えっ、そんなっ!!という感じでしたが、
それでも最後には、あぁ観て良かったな~と、清々しい気持ちと感動で
映画館を出てこれました。
最後の最後までかっこいいのです。
ラストは期待を裏切るような展開で、えっ、そんなっ!!という感じでしたが、
それでも最後には、あぁ観て良かったな~と、清々しい気持ちと感動で
映画館を出てこれました。
俳優としてのイーストウッドの姿はもう観られないかもしれませんが
映画監督として、これからも素晴らしい作品を世に出し続けていってもらいたいものです。
映画監督として、これからも素晴らしい作品を世に出し続けていってもらいたいものです。
もう一本は先週末に見てきました。新田次郎さんの本を原作にした邦画です。
この映画の監督は日本映画の名カメラマンとして長年活躍してらした方。
それもあってか、映像の素晴らしさが今でも目に焼き付いています。
この映画の監督は日本映画の名カメラマンとして長年活躍してらした方。
それもあってか、映像の素晴らしさが今でも目に焼き付いています。
物語は日露戦争直後、未踏とされた北アルプスの劔岳山頂に登り、
三角点を埋設する測量官を描くという実際にあった話がベースになっているようです。
三角点を埋設する測量官を描くという実際にあった話がベースになっているようです。
撮影もかなり過酷なものだったとか。
標高何千メートル、マイナス何十度の中、そんなところに
俳優さんやスタッフの方たちを連れていって撮影を続けたのだそうです。
標高何千メートル、マイナス何十度の中、そんなところに
俳優さんやスタッフの方たちを連れていって撮影を続けたのだそうです。
こちらもすごくいい作品でした。
これといった盛り上がりがあるわけではないのですが、
目標のために、ひたむきに、損得感情抜きで一生懸命になる登場人物たちの
姿に感銘を受けました。
これといった盛り上がりがあるわけではないのですが、
目標のために、ひたむきに、損得感情抜きで一生懸命になる登場人物たちの
姿に感銘を受けました。
「グラントリノ」と同じく、彼らは生き方がとてもかっこいい。
そして潔いのです。
そして潔いのです。
周りの評価がどうのこうの、というものではなく、
「仕事をやり遂げる」という達成感、満足感というのは
こういうものじゃないかと思いました。
「仕事をやり遂げる」という達成感、満足感というのは
こういうものじゃないかと思いました。
雄大な自然と移りゆく山の四季、畏敬の念を誘うような冬山の美しさ。
全編を通して使われているクラシック音楽の数々が、
自然のもつ崇高さを一層盛り上げてくれる感じでした。
全編を通して使われているクラシック音楽の数々が、
自然のもつ崇高さを一層盛り上げてくれる感じでした。
冬山のところでヴィヴァルディの「四季」から「冬」が使われていました。
あの音楽を聴くと雪が絶え間なく降り続ける情景が目に浮かんでくるのですが
冬山の清冽さが、あの音楽との相乗効果で尚一層強く深く伝わってきました。
あの音楽を聴くと雪が絶え間なく降り続ける情景が目に浮かんでくるのですが
冬山の清冽さが、あの音楽との相乗効果で尚一層強く深く伝わってきました。
「美しさは厳しさの中にしかない」
という言葉が心に残りました。
実際に雪山に登った人だからこそ言えるフレーズだったのでしょう。
という言葉が心に残りました。
実際に雪山に登った人だからこそ言えるフレーズだったのでしょう。
それからもうひとつ、
「何をしたかではなく、何のためにしたか」
という言葉が、とても印象的でした。
「何をしたかではなく、何のためにしたか」
という言葉が、とても印象的でした。
今日はなんだか珍しく、
もろ手をあげてのほめ言葉ばかりの記事になっちゃいました。
映画のレビューを呼んだり、友達の話を聞いていると
いまひとつ、とかいう声も聞きます。
もろ手をあげてのほめ言葉ばかりの記事になっちゃいました。
映画のレビューを呼んだり、友達の話を聞いていると
いまひとつ、とかいう声も聞きます。
でも個人的には私はこういう映画を「良かった!」と思うような人と
お友達になりたいものです。
今日もまとまりのない文になってしまいましたがこのへんで。
お友達になりたいものです。
今日もまとまりのない文になってしまいましたがこのへんで。