美術館のあとは愛知県芸術劇場コンサートホールで
クラシックコンサートを聴いてきました。
名古屋に住んでいた数年前まではこのコンサートホールから
徒歩圏内に職場とマンションがあったので、
当時は毎週のようにコンサートを聴きに通っていたものです。
あの頃の唯一の贅沢だったかも。

この日の演目は小林研一郎さん指揮で
名古屋フィルハーモニー交響楽団の
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第一番、交響曲第5番でした。
名フィルの「コバケンスペシャル」も今回で14回目。
仕事の都合でいけなかったことが数回ありましたが、
1回目から今まで毎回チケットを買ってます。
会場で次回のコバケンスペシャルNo15もしっかり予約してきました。

ピアノ協奏曲のピアノは仲道郁代さんでした。
仲道さんはステージに現れた時、
周りから「きれいやな~」とあちこちから
ため息が聞こえるほど、
本当にキラキラしたオーラを纏っているかのように美しい方でした。
あいにく今回は席がステージに向かって右端の前列だったので
ちょっと音が偏って聴こえてくるような感じがしたのですが、
それでも仲道さんの生の演奏を聴くことができて良かったです。

休憩を挟んで交響曲第五番。
小林研一郎さんは毎回、コンサートの前に15分くらい
トークをして下さいます。
作曲家のエピソードやその曲が生まれた経緯など
わかりやすく説明してくれるので毎回とても楽しみです。

演奏も素晴らしかったです。
チャイコフスキーの曲には
ロマンチックな情感と共に、ロシアの雄大さ、深さを感じます。
生演奏で聴くと更に迫力が加わって感動的で
あっという間の二時間でした。

名古屋にいた頃は、コンサートが終わってからも
余韻に浸りながら、
のんびりと歩いて部屋まで帰ったものですが、
今はそんなわけにはいきません。
終わったら地下鉄までダッシュです!
そして、名古屋駅で近鉄電車に乗り換えて一時間、
駅に着いたら駐車場に向かって、
車を運転して20分・・11時にようやく帰宅でした@@;

翌日も早起きが待っていたので
ゆっくりと、この日を振り返る暇もなく
お風呂に入って就寝でした。
休めたようで、あまり休めなかったような、
でもそれなりに充実した秋の一日だったかな。