


明治の近代国家建設を描いた長編小説「坂の上の雲」、
これまで何度となく読み返し、司馬遼太郎の著作の中では一番好きな小説です。
松山はこの長い物語の主な登場人物である正岡子規、秋山好古、秋山真之兄弟の三人の出身地。
実は松山には「坊ちゃん」よりもこっちの小説を読んだ時からずっと行きたいと思ってました。
この日はここで一番長い時間を過ごしてしまったような。
時間を忘れて展示に見入ってしまいました。
この建物は安藤忠雄氏の設計です。打ちっぱなしのコンクリートとガラスがメインの建物なのに
冷たさを感じないのは広い空間に太陽の光がふんだんに採り入れられ、
周囲の自然と建物が調和するような設計になっているからでしょうか。
何年か後にNHKでこの物語がドラマ化されるようです。
あのスケールの大きな話をどうやって映像にするのか今から楽しみです・・。