最近、いろいろとお付き合い等で忙しくて、
私の唯一の現実逃避の楽しみである映画館通いができません。

備忘録として最近観た映画について書いておきます。

ヒロシマナガサキ
原題 WHITE LIGHT/BLACK RAIN: THE DESTRUCTION OF HIROSHIMA AND NAGASAKI
製作年度 2007年 :アメリカ
監督 スティーヴン・オカザキ
製作総指揮 シーラ・ネヴィンス 、ロバート・リクター

監督は日系アメリカ人。25年の歳月をかけて広島、長崎への原爆投下の
爪あとを追いかけたドキュメンタリー映画。
今年の春に広島に旅行し、原爆に関する資料を多く観た後だったので
被爆者の方々の現在の苦しみが一層強く伝わってきました。
この映画を観る前にアメリカのサイトで原爆投下についていろいろ読んでいたのだけど
「原爆投下がなかったらもっと多くの日本人やアメリカ兵が犠牲になっていたはず」とか
「戦争終結には必要な手段だった」とかのコメントが多くて原爆に対し、
日米でこんなに認識が違うのかと少し驚きました。
この作品は今年の夏、広島に原爆が投下された8月6日、
全米でテレビ放映されたそうですが
アメリカの人達がどんな感想を抱いたのかそっちのほうに興味あります。


Life 天国で君に逢えたら
製作年度 2007年
監督 新城毅彦
出演:大沢たかお 、伊東美咲 、真矢みき 、袴田吉彦 、川島海荷 、石丸謙二郎

38歳という若さで癌に侵され亡くなったウインドサーファーが
闘病中に記したエッセイの映画化作品。
主人公の飯島夏樹さんがまだ存命の頃、
テレビでその闘病のドキュメンタリーを観て感銘を受け、
この方が書いていらしたブログもずっと読んでいました。
亡くなられた時、大変哀しく思ったのを思い出しました。
いい映画だったと思いますが、
私としては映画よりもテレビのドキュメンタリーの印象のほうが強いです。


HERO
製作年度 2007年
監督:鈴木雅之
出演:木村拓哉 、松たか子 、大塚寧々 、阿部寛 、勝村政信 、小日向文世

私はこれ、テレビでは観ていなかったのだけど、
それでも十分に楽しめました。
娯楽映画としてはとてもいい作品だったと思います。
ストーリーも面白かったし、キャストもこれまた豪華版でした。
韓国人俳優のイ・ビョンボンも出てました。
友人と一緒に観にいったのですが、
悪徳政治家役のタモリが唯一ミスキャストではないかという感想で
意見が一致しました。


パーフェクト・ストレンジャー
原題 PERFECT STRANGER  製作年度 2007年
監督: ジェームズ・フォーリー
出演:ハル・ベリー 、ブルース・ウィリス 、ジョヴァンニ・リビシ 、
   ゲイリー・ドゥーダン 、クレア・ルイス 、リチャード・ポートナウ

映画のラスト7分11秒に衝撃の真実が明らかになるサスペンススリラー・・
ということでしたが、私はそんなに衝撃受けませんでした。
だってそういわれていたら、「いかにも」悪そうな人はまず、犯人じゃないよね、
って感じで、観ちゃうのでなんとなく話の筋が見えてしまいました。
それなりに面白かったですが。
この手の映画で観ているほうが最後に本当に驚かされたのは
同じブルース・ウィリスが出ていた「シックスセンス」。
こっちのほうが最後の最後まで完全に騙されていて、遥かに衝撃的でした。