映画の素晴らしさは約2時間という短い時間の中で、
自分自身とは全く違う世界で全く違う人生を生きる人の心の裡を
追体験できることにあるような気がします。
様々な感情を知ることは心の豊かさにもつながるように思います。
自分自身とは全く違う世界で全く違う人生を生きる人の心の裡を
追体験できることにあるような気がします。
様々な感情を知ることは心の豊かさにもつながるように思います。
今回観てきた映画は「明日へのチケット」という作品です。
ちょっと特殊な映画です。
どのように特殊かというと、監督が3人いるのです。
3人の監督が3つのストーリーを撮るというような
オムニバス映画ではなく、ひとつのストーリーを
3人の監督がそれぞれのパートを受け持って撮影した、というもの。
今までにもこうした形式の映画は観たことがなかったので
それだけでもなかなか興味深い作品でした。
ちょっと特殊な映画です。
どのように特殊かというと、監督が3人いるのです。
3人の監督が3つのストーリーを撮るというような
オムニバス映画ではなく、ひとつのストーリーを
3人の監督がそれぞれのパートを受け持って撮影した、というもの。
今までにもこうした形式の映画は観たことがなかったので
それだけでもなかなか興味深い作品でした。
原題は「TICKETS」、
列車の切符を手にした人種、国籍、階級の異なる人達が
ローマに向かう国際列車に乗り合うところから話が始まります。
列車の切符を手にした人種、国籍、階級の異なる人達が
ローマに向かう国際列車に乗り合うところから話が始まります。
監督はエルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、
ケン・ローチという映画界の巨匠ばかり。
よくもまあ、3人が揉めたり、摩擦したりせずに、
それぞれの個性を融合させ
こんなに素晴らしい映画を作れたものだと思いました。
ケン・ローチという映画界の巨匠ばかり。
よくもまあ、3人が揉めたり、摩擦したりせずに、
それぞれの個性を融合させ
こんなに素晴らしい映画を作れたものだと思いました。
私は一人一人の監督について詳しく語れるほど
3人の作品を多くは観ていませんが、
それぞれが受け持ったパートには、その監督独自の個性というか
特色が出ているように感じました。
3人の作品を多くは観ていませんが、
それぞれが受け持ったパートには、その監督独自の個性というか
特色が出ているように感じました。
人間なら誰でも持つであろう美しい部分、また同様に
残酷な部分、孤独感、哀しみ、不安・・・
残酷な部分、孤独感、哀しみ、不安・・・
簡単に言ってしまうと、
「人間の心にはこんなにいろいろな側面があるんだ」
ということを実感するような。
「人間の心にはこんなにいろいろな側面があるんだ」
ということを実感するような。
物語は全て駅と電車の中だけで展開していきます。
私も何度かヨーロッパを国際列車で旅行したことがあります。
国際列車には本当に多種多様な人達が乗り込んできて
時にその時だけはあるけれど、短い交流があったり、なかったり。
映画のストーリーは、自分も多分、あの時、
似たような光景を見ていたのじゃないかなと感じるものでした。
私も何度かヨーロッパを国際列車で旅行したことがあります。
国際列車には本当に多種多様な人達が乗り込んできて
時にその時だけはあるけれど、短い交流があったり、なかったり。
映画のストーリーは、自分も多分、あの時、
似たような光景を見ていたのじゃないかなと感じるものでした。
映画の中盤では人間の嫌な側面、世の中の不平等さ、哀しい社会の現実が
あぶりだされるような部分もありましたが
夢と希望をもって終わる、すかっとするような気持ちのいいエンディングで
久しぶりにとても質のいい映画を観せてもらったという気持ちになりました。
あぶりだされるような部分もありましたが
夢と希望をもって終わる、すかっとするような気持ちのいいエンディングで
久しぶりにとても質のいい映画を観せてもらったという気持ちになりました。