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友達が勧めてくれた映画で、週末に観にいってきました。
大量の爆弾を積み込んだ魚雷に人間が乗り込み、
敵艦に激突するという、もう一つの特攻があった
ということを初めて知りました。

そこに乗り込むのは普通の若者達。
もっと後の時代に生まれていれば
勉強やスポーツに打ち込んだり、
喫茶店で友人達と議論を交わしたり、
好きな人とデートしたり
きっとそれぞれの青春を謳歌できたであろう人達。

爆弾を積み込んで敵に飛び込んでいくことが
「正義」とされていた戦争の狂気を
まざまざと感じさせられました。

何が正しいことで、何が価値あることなのか
生きるとは何か、国とは何か、
命とは何か・・・
たくさんのことが頭の中を巡りました。

これはわずか60年前の話。
今、中東で頻繁に起こっている自爆テロは
日本の特攻攻撃、あるいは日本赤軍が外国の空港でやらかした
爆破・自爆攻撃から影響を受けたものだという話を聞いたことが
あります。

攻撃を仕掛ける彼らにも大切な家族や恋人や友人がいるはず。
それでも死ぬことを正義と信じて死んでいくなんて
今の時代の私達は信じられない思いで自爆テロのニュースを
聞いているけれど、日本人だって60年前には同じことを
やっていたんじゃないか。

人間が戦争を必要としなくなる程に賢くなる時代って来るのでしょうか。

今、こうして享受できている普通の生活、戦争のない生活の
「有り難さ」をもっともっと強く意識したいです。