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話題の「フラガール」を観てきました。
時代は昭和40年、舞台は斜陽期の炭鉱町。

炭鉱に代わる地域産業を立ち上げるため、
会社は豊富な温泉を利用したレジャー産業進出を決め、
フラダンスショーを目玉にしようという計画が
持ち上がりました。

東京からやってきたダンサーが
素人の炭鉱娘たちにフラダンスを教える。
松雪泰子が演じる先生も、しがらみ、問題を抱え、
彼女からダンスを習う女性達も、様々な困難、哀しみを抱えている。
紆余曲折を経て女性達は素晴らしいダンサーになるという話。
実話に基づいているそうです。

哀しいことも、苦しいことも乗り越えて
ひたむきにダンスに取り組み、
最後にはお客さん達からの拍手と歓声を浴びて
輝くような笑顔を見せる登場人物達の姿が眩しいくらい素敵でした。

今のような目を背けたくなる事件が多くて
人の心が殺伐としている時代に生きている私達は
一筋の光が射すのを見るような思いで
この映画を観ることができるのではないでしょうか。

話が逸れますが、今回気がついたのは
主人公の松雪泰子が演じる先生の髪型、ファッション。
昭和40年と言えば今から40年前、
それなのに、全然古さを感じないのです。
「歴史は繰り返す」というのと一緒で
「流行も繰り返す」のだなぁと思いながら
映画を観てました。

私の本棚にある本からの抜粋ですが
流行には法則があるそうです。
つまり

流行の年 → スマート (おしゃれ、洗練されている)
1年後  → みすぼらしい
10年後 → 醜い
20年後 → 滑稽
30年後 → 面白い
50年後 → 古風
70年後 → 魅力的
100年後 → ロマンチック 
150年後 → ビューティフル

どうでしょうか??

10年前、96年頃のファッション・・
私は外国に住んでいましたが、写真を見ると
どうもカッコ悪かも。というか、オーストラリアに
いた頃はあまりファッションに拘らなかったのでよくわからない。
10年前の日本は何が流行っていましたっけ?

20年前、バブルの頃。
肩パッドの入った服とかボディコンとか
流行りましたね。今から見ると「滑稽」かもね(笑)

30年前の76年、
この頃は子供だったので覚えていないけれど
今はインテリアなどで70年代風というのが流行っているようです。

50年前、1950年代。
この時代にはオードリー・ヘップバーン主演の
「ローマの休日」(1953)とか、
ジェームス・ディーンの「エデンの東」(1954)などの映画が
製作されています。
ヘップバーンのファッションはまさに
クラッシックというにぴったり。

「フラガール」の時代、40年前のファッションは
「面白い」と「古風」の中間になります。
この本には書いてありませんけど
「シック」(しゃれた、上品な、という意味かな?)という
言葉あたりが適当かな、などと思います。

更に話が逸れますが、
流行には未来についても「法則」があるそうです。

1年前 → 大胆
5年前 → 恥知らず
10年前 → 淫ら

今、恥知らずと思われていることが5年後には流行の最先端になる、
ということらしく。

今、大胆と思われていることって何なのかしら。
よくわからないけど、こんなふうに
流行を追ってみるのも面白いかもしれません。