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ここも高山市内にある古い街並み沿いにある建物です。
街並みに溶け込んでいるので、最初は素通りしてしまいそう
でしたが、中を覗き込んだら面白そうだったので入ってみました。

高山城主金森氏の御典医、上田玄泰の住跡を
一般公開したものです。
御典医というのは大名付のお医者さんです。

江戸時代に建てられた住居だそうですが、
不思議なことに殆ど修復の手が加えられてないないとか。
江戸時代の住居ってこんなのだったのか~となかなか興味深いです。

昔のお風呂もそのまま残っているのですが、
これがまあ、小さいこと!
体育座りしてようやく一人が入れるかどうか、って感じでした。
昔の人は小柄だったから、こんなに小さいお風呂でも
大丈夫だったのでしょうか。

古井戸もありましたが
昔は水を汲むのも一苦労だったのでしょうね。
でも落ちたら怖そうよ。

資料館なので、内部には飛騨地方から集められた縄文時代の
石器、土器、古美術品なども展示されていました。

あと本座敷には吊天井の仕掛や忍窓(しのびまど)という
仕掛けがあり、忍者屋敷みたいになってます。

でもこうした面白い造りや展示品よりも
私はこの建物の「普通の部分」、
つまり、土壁とか柱や廊下や窓枠など、その造りばかりを
入念に見てしまいました。

展示品は別になくてもいいから往時の生活を
想像できればそれで十分って思うほど。
殆ど全てが江戸時代からのものなのだなぁと思うと
感慨深くなるものです。
建物ばかりに関心が行っていたせいで
展示品はあまり覚えてません(T.T)。

二階の部屋は妙に居心地がよく、余り人が来ないし、
歩き疲れたこともあって、
そこに座り、窓からの景色を眺めながら、
しばらく時間を過ごしてしまいました。
今回の私の旅の相方は
「ここ気持ちいいわ~」と言って、
寝転んでいました。

3枚目の写真は木製スキー板です。
雪国の飛騨高山ならではですね。