イメージ 1

少し前にシアターで観てきました。
ジム・ジャームッシュ監督の作品です。
ジャームッシュの映画を観るのは随分前に観た
「ナイト・オン・ザ・プラネット」以来。
他にも「ストレンジャー・ザン・パラダイス」とか
「ダウン・バイ・ロー」もずっと昔に観た記憶がありますが
彼の作品はなんというか、
気だるくて、音楽が独特で
ストーリーが淡々としていて
盛り上がりがなくて、
「へ?なんでこんなところで終わるの?」と
突然ブツンと終わってしまう、
で、その後でじわ~っと可笑しさがこみ上げて来る作品が多いです。

「ブロークンフラワーズ」は:
ビジネスで成功した主人公の中年男性のところに
過去の恋人の一人から手紙が届き
「あなたとの間に19歳になる息子がいます。
父親を探す旅に出てしまいました」・・というような
ことが書いてあるんです。
元恋人と言っても、誰かわからないんだよね。
それで誰がその手紙を送ったのか、過去の恋人達を
次から次へ訪ね歩く・・というストーリーなのですが、
主人公のビル・マーレイがなんとも情けない男に描かれていて
笑えました。ワハハという笑いではなく
「もう仕方ないなぁ・・」と苦笑してしまうような・・(^^;)

いきなり、「あなたとの間に子供がいたの」なんて
過去に付き合っていた女性から言われたら
世の男性はどんなリアクションをするものなのでしょうねえ。